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いきなり後ろから現れたことに真昼はびっくりして引き下がると、リリイを見つけた子供たちがみんな駆け寄ってきた。


「あっリリイーー」


「おかえりなさいー」


リリイ「はい。ただいまですよー」


遊んで遊んでとおねだりしてくる子供達の奥で後から来た御園が扉の前で息を切らしていた。
そんな御園にも駆け寄ってくる子供たちもいる。


「みそのーー今日御園の似顔絵描いたー」


御園「なっ…やめろチビどもっ僕は今忙しいんだっ」


「むこうに行ってろ」と冷たいことを言っているが顔が赤くなっているから照れているだけなのだろう。


真昼「えっと…?」


リリイ「…この子達は私の下位(サブクラス)。先程から一緒の双子ユリーとマリーも含めて…みんな吸血鬼ですよ。
椿の勢力はまずこの子達のような下位(サブクラス)を殺してまわっています…今週もわかっているだけで2人やられ(・・・)ました。」


やられたと聞いた真昼の表情が凍りつき、椅子に座っていた御園が口を開いた。


御園「…お前はチェスを知っているか。
ゲームが進むにつれて盤上からコマが減っていくだろう。そして最後にキングさえ残っていれば勝ちだ。

…僕は現実でもそうであっていいと思ってないんだよ!

僕が王座(このイス)に座っているのは守られるためじゃない。だから僕には力が必要だ。より大きな力が…」


御園がまだ話している最中に双子のユリーとマリーは真昼たちに向かって攻撃を仕掛けてくる。


真昼「きゃああ!?」


御園「…ユリーマリー…僕がまだ喋っているのに…っ」


慌てて避けることはできたが柱に大きな穴が開いてしまう。話を遮られたことに御園は唖然とした表情で固まってしまう。


真昼「これじゃ話もできない…!」


クロ「降参降参…」


真昼「ちょっ…!?」


御園「…貴様は何のためにその力(サーヴァンプ)を使う?1人のサーヴァンプにつき主人(イブ)のイスはただひとつ。
そのイスに座る覚悟と理由があるか?」


__…御園、(アレ)のことはもう忘れなさい。次の当主(イス)にはお前が座るんだ。リリイと下位(サブクラス)…すべてにお前を守らせる。__


御園の頭の中で父の言葉を思い出す。


真昼「え…?」


御園「ないなら僕に渡すべきた…貴様は何のためにサーヴァンプの主人(イブ)になった?」

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ミツ - 更新ありがとう(≧∇≦)真昼ちゃん可愛い♡御園とリリィとの絡みが新鮮♡これからが楽しみ(^ ^) (8月19日 23時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
キララ@現実逃避(プロフ) - ミツさん» うわーー!ありがとうございます!ちょくちょく更新していこうと思っているので楽しみにしていてください! (8月13日 23時) (レス) id: ffe991e8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 真昼成り代わり小説、ありがとう(^○^)キャラとの絡みが楽しみ♪更新楽しみに待ってます♪ (8月12日 9時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キララ@現実逃避 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2023年8月9日 11時

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