◆ ページ17
真昼「なんでバックに入ってたの…」
人形になっている吸血鬼をバックから取り出す。学校から出たあと仕方がなく家に帰ろうと街の中を歩いていた。
どうやって入ったんだろう。
「お腹すいたァ〜血飲みたいよォ〜ねェちょっとだけ〜」
真昼「ぬいぐるみの姿でどうやって飲むんです？」
ふと、私の隣を横切った女性二人の会話が聞こえた。
「ねえあの子…」
「ぬいぐるみと喋ってる…」
すくすくと笑われている。確かに15歳の高校生がぬいぐるみと会話をしているのはあまりにも恥ずかしすぎる。
私はすぐにぬいぐるみをバックの中に押し込んだ。
「あ〜〜何すんだよォ〜」
真昼「入っててっ」
「あ〜〜ッこのガキ〜椿に殺されちゃえ〜」
ぬいぐるみをバックの中に入れてチャックを閉めた。そう言えば彼が言っている"椿"っていったい何なんだろうか。
真昼「昨日から言っている"椿"ってなんだろ？クロは心当たりないんですか？」
クロ「こんな全良な猫のオレを襲う奴に心当たり…？」
真昼「いったい猫と吸血鬼どっちが本業なんですか？」
シンプルに考えれば…その"椿"って人がバックの中にいる吸血鬼のボスでクロのことを狙ってるんだとしてその理由は…？
真昼「とりあえず"椿"って人をどうにかしないと別の吸血鬼がまた来るんじゃ…」
クロ「そんな怖そうな奴と向き合えねーよ。めんどくせーし…それより早く帰ろーぜ。」
どこまでたっても怠惰な人だ…
そんな会話をしてるとき、晴れている空で急に雨が降り始めた。
真昼「天気雨…？」
コン
下駄の音がした途端、周りの景色が白くなり始めた。
真昼「何＿＿…！？まわりが白く＿＿…」
「…ねぇ君
何か面白い話をしてよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミツ - 更新ありがとう（≧∇≦）真昼ちゃん可愛い♡御園とリリィとの絡みが新鮮♡これからが楽しみ(^ ^) (8月19日 23時) (
レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
キララ@現実逃避(プロフ) - ミツさん» うわーー！ありがとうございます！ちょくちょく更新していこうと思っているので楽しみにしていてください！ (8月13日 23時) (レス) id: ffe991e8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 真昼成り代わり小説、ありがとう(^○^)キャラとの絡みが楽しみ♪更新楽しみに待ってます♪ (8月12日 9時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キララ@現実逃避 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2023年8月9日 11時
