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隙間を埋めて ページ26

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期末テスト(あれから)浦田くんとは話していない



テストが終わって席替えがあって浦田くんとは端と端

同じクラスなのにこんなにも接点がなくなるのか‥





まるで付き合っていた数ヵ月間がなかったかのような‥



付き合う前の他人だった頃のように。






そして浦田くんのいなくなった隙間は坂田くんがそばに居てくれてた














「A、行こっか」


終業式も終わり各教室にて成績表が配られ休み中の注意やら一通り終わったとほぼ同時に坂田くんが席に来た




「あ、うん。荷物まとめるね」





「成績どうだった?Aのことだからオール5?」

にっこにこな坂田くんは当たり前のように言ったあと「あ、苦手科目もあったね」にししっと可愛く笑った




そっと浦田くんの席を見たらもう浦田くんの姿はなかった




忘れ物がないか机の中をもう一度確認して手をいれたらコツンと何かにあたって鞄にいれた。






坂田くんが連れてきてくれたのはイルミネーションで有名な駅前通りから一本入った裏通りだった


「わぁ‥」



正門の横には大きなモミの木。

協会に色とりどりの飾りが施され、大きなクリスマスツリーになっていた。




「クリスマスがキリストの誕生日だから中も公開してるんだって」

入ろう と自然と手を引かれ入って聖堂が広がった





神秘的な景色にクリスマスという魔法が助長され雰囲気にのまれそう






「Aは大学とかもう決めた?」

一番後ろの椅子に並んで腰かけた






「まだ、やりたいことが分からなくて‥」



将来何になりたいんだろう‥



「Aはさ?人のはなしもよく聞いてくれるし周りをよく見てて優しいだろ?頭も良いし教え方もうまいから先生とか向いてると思うんだけど」





「買いかぶりすぎだよ、坂田くんってば‥」




「そんなことないよ。ずっと見てたから。



Aのこと。」








そういって坂田くんは照れたように視線を泳がせた。


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こたぬきよりのcrew - 切実に好きだわ 更新頑張って♪ (2019年7月5日 20時) (レス) id: d73a6f0aa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年6月27日 3時

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