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坂田くんが降りていった階段の先を眺めながら坂田くんの柔軟剤の香りを思い出して熱を帯びる





えっと‥坂田くんも中間テストで勝負?



坂田くんが勝ったらキス‥




好きっていった?






今までただのクラスメートだった坂田くんが急にオトコになってしまって頭がついていかなかった



自習時間まるまるサボってしまった







あっという間に中間テスト直前になってしまって自習の時間

苦手な物理に頭を抱える



だいたいの平均点を大幅に下回らないように他の教科の倍時間をかけるが物理だけはどうしても苦手なんだよね‥



「A、そこ答え違うよ」


くるりと振り替えって坂田くんがノーとを覗きこむ





ふわりと前髪が触れ合いそうな距離とトリートメントの匂いかな

この匂い好きかも‥



「A?聞いてる?ここは基本通りしてたら時間とられるから他して戻るか先にするか‥どっち?」





「え、あっうん‥」


距離の近いまま視線が絡んで呼吸がとまる





「A?





浦田には勝ってよね」




そして俺には負けてよね♪ とくるりと前へと向きなおした








敵は二人なんだ

苦手な物理を今夜は徹夜かな‥






頭を抱えながら朝方まで悶々と勉強した。


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こたぬきよりのcrew - 切実に好きだわ 更新頑張って♪ (2019年7月5日 20時) (レス) id: d73a6f0aa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年6月27日 3時

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