大好きな君 (ページ2)

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ハチャメチャページ2

貴方side

私の人生、なかなかハチャメチャなのである。

まず両親を交通事故で無くすって時点で不運すぎんだろ。

おかげでクソみたいな親戚の家でずっと過ごした。早く出たかったけどバイトできる歳でもなかったから我慢して我慢した。

最初から東京に戻るつもりだったから高校は適当に選んで馬鹿みたいにバイトして１年で100万以上貯めた(税金結構取られたけど)

そして、念願の！！！

『東京戻ってきましたああああああ！！！！！！！！』

ま、もう転校して1ヶ月は経ったけどね。

｢羽衣さん、大丈夫？？？今日シフト長いもんねー。頑張ってね！お疲れ様でした〜｣

…そうだった。完璧に忘れてた。私今日夜の10時までワンオペなんだった。

まあでもあと1時間！！頑張ろう！！！

その瞬間にお店のドアが開き入店を知らせる音が鳴る。この音聞くとイライラすんだよなマジで

｢うお！？！？このエ〇本やばくね！？｣

｢すぐエ〇本見んなよ〜。まだまだガキだな、オマエ｣

｢俺飲みてえジュースねぇんだけどふざけてんのかこの店ぇ！！！｣

あぁ。終わった。やばい。不良だ。完全に不良だ。
どうしよう！？！？レジ来て金寄越せとか言われたら！！

落ち着け私。後ろにはペイントボールがあるだろ。それを投げれば殴られるかもしれんが奴らは捕まる！、

下を向いてブツブツ独り言を言っていると

｢お願いしまーーす｣

あれ、この店いま不良じゃないお客さんいたっけ？？不良がお願いしますとか言う？？？

『いらっしゃいませお預かりしま…』

止まってた時間は動きだしたのだった。おしまいおしまい(嘘)