大好きな君 (ページ3)

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再開ページ3

貴方side

『え、えええ！！え！？え、タイム！！！ちょっとタイム！！』

まてまてまてまてまて、絶対万次郎だよなこれ。いや逆に万次郎じゃなかったら誰？？？いやバリくそイケメンになってるじゃん、は？？？？元からイケメンだけど磨きがかかって眩しい。

変わらないピンクゴールドの髪の毛。ハーフアップ似合い過ぎじゃない？？真っ黒な吸い込まれそうな瞳も変わってないなぁ。

身長はあんまり伸びなかったんだな。…大人っぽくなったな。イケメン……その鼻よこせよ。綺麗すぎてもはやバグだわ。

｢………え？やっぱり…………A！？！？Aなのか！？！？！？！？｣

『そう！！！！A！！Aです！！！覚えてたの！？！？』

｢あたりめえだろ！！！！ずっと会いたかったんだから！！！……あ。…………違う違う！！！いや違くないけど！！｣

いやどっちなんだよお前。私もなかなかパニクったけど万次郎もなかなかだな

パニクりながらもお会計を済ませると

｢バイト何時まで？？｣

『10時だけど』

｢そこで待ってっからすぐ出てこいよ。家まで送るから｣

万次郎が指差したのはイートインコーナー

こんな美味しい展開ありますか？？？好きな人とバイトの帰り一緒なの最高すぎないか。いやでもまて。二人でとは言ってないよな

｢あー、終わるまでアイツらといるけど……帰りは2人、な？｣

がハッ(吐血)

え？え？、まじですか神様。やっと私にも運が回ってきたのか！？

『わ、わかった！ありがとう！！！』

やべ〜早くバイト上がりて〜

全然客来ないし上がりて〜

｢じゃ！また後で！……けんちーーん！！！！｣

胸のドキドキが止まらん。どうしてくれんだ佐野万次郎。

背中に書かれた関東卍會の文字

チーム、立ち上げたんだろーな。それにしてもあの白の特攻服似合いすぎだろ。王子様かと思ったわ