秋白外伝【NARUTO】

【可愛い教え子】 ページ3

「A先生…！」


幼い声が聞こえて、振り返ってみた。
そこに居たのはかつての教え子…そして弟子であるスズメとカトリ、ハト。


「どうした？キミたちまだまだ早いだろう？こんな所に来ちゃって…全く」



幼い彼女らは徐々に成長して、今や身長も私と変わらないくらいに伸びている。

ん…なんかの術？なんでいきなり目の前で急成長？


「あは 驚きました？
先生、あの後ね…色々あったの。」

「いろいろ？ちょっと座って話をしようか」


「オレらさ、と言ってもオレとスズメなんだけど。
あの後すぐに暗部に入ったんだ。何年かして根になってよ」


え…木ノ葉の根？
あの…、なんだっけ名前…あぁ、思い出したダンゾウだ。
アイツの部下ってこと？

「ある禁術を開発したんだ。
絞生封印っていうな…。」


絞生(しせい)封印？聞いたことないな。

「どんな術なの？それ」

「先生怒んない？」

そんなヤバいもんに手ぇ出したのこいつら


でも、
「私はお前らが早く来すぎたことに怒ってるから、多分怒んないよ」


「アハハ なら怒られちゃうなぁー。
でも、身に染みてわかったの。先生がいない任務は、とても寂しい。
秋白班の班長は貴方にしか務まらなかったの。だから言うね」

「あの技はね、私とカトリ、ハトの3人の命を代償に、対象者の寿命を制限するっていう術なの。」



「そうか…スズメ…私は怒らないよ。むしろ、私のためにそこまでやってくれたんだろ？ありがとう。
あとやるなら完璧に殺せばよかったのに」


「それだと面白くないだろ？そうだろA」


「あははは とにかくアンタ達笑ってるし安心したよ。
おいで」



自分の生徒を抱きしめて



「よく、頑張ったねお前たち。
私の・・・光。 可愛い我が子」



三人して泣く。
オマケに横にいたミナトも泣く。


そんな様子をみて、私も泣く…なんてね。

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