竜白の忍【NARUTO】

百五十二の巻 ページ9

「秋白！！！！！」


なんだ？

「ん？」


「お前はこの世の穢れだ！！！」

どこの忍だ？
見たことの無い額当て。

「はぁ？」


「オレら人間、いや尾獣でさえお前を殺ることは出来ない！！」

「案外そうでもないけどね。」

「だからボク達がお前を封印するんだよ、一生解けない封印の中、愛するものが老い死ぬのを見て絶望するんだな。」


「あり？これってもしかして私ピンチ？」

「当たり前であろう！」



「ヘェ！！飛来神の術！！！！」

「なっ？！逃げられ…た。」



どういう事だ？ガイアの一件以来、ああいう輩が増えるのはこちらとしても戦闘相手が増えて嬉しいが…。

私ってそんなに最強ポジションにいるのか？



「え？A…？」

「ミナト。
ごめん、大変なことになった 私は命を狙われているらしい。」

「は……？えっと、どういうことかな？A」
「オレをからかってるの？」

「からかってなんかないよ。
いつ死ぬのかわからない私といて、楽しいか？ミナト。」


「オレはAがいるから頑張れるんだよ。」
「A、少し早いけど子供を作ろう。」

「子供…？産む前に死んだらどうすんだい？」


「オレたちが生きた証となるのがオレたちの子供だ。
出産まではキミの能力を使えばいいんだよ。」



「暗黒な私の念空間(ドコカ)で全部をすませるってこと？」



「ん！そうだよ。」

「わかった。じゃあ早速子作りしよう。
あぁ、初めてなんだ。すまないが優しく頼むよ。」



雰囲気もへったくれもない。
でも、まぁこれも私たちらしくていいかなって思うんだ。


ミナト、どれだけの時が経っても私は…キミを忘れない。そして、愛することも忘れない。


キミがいてくれたから私は頑張れたんだ。

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