竜白の忍【NARUTO】

百六十の巻 ページ17

「A…今まで多大な迷惑をかけたな…。
そして、ありがとう」

「らしくないねぇ、3代目。
感謝は私がこの里に貢献し死んでからしてもらいたい。」


「お主らしいな…。

これより、四代目火影適任会議を開始する。」

「ハッ！」



あいつの陰謀も、何もかも…全部私が背負う。


だからミナト。
キミは諦めずに、笑って。



「A、お主が推薦するのは…誰だ？」


(所詮この娘が推薦するのは波風ミナトだろ。
なぜフガクの名前が出てこない。)



「私は・・・、うちはフガクを推薦する。」



ざわつく周囲に目を見開くダンゾウ。

そうだよなぁ？


「理由としては、うちはの長というのが第一に来る。
だが、彼の戦闘術は皆様が推薦した波風ミナト氏と比べても何ら遜色がない…と私は思う。
冷静さはミナトに比べかけているが。」


「そして、私は嘗て里抜けし裏切った“うちはマダラ”の思い描いた未来を見てみたいというのが本音。

以上、私は忙しいのでこの場を去ります。」



最後に一礼、私が異常なのは…元からだろ？

なぁ？ダンゾウよ。


お前の思い描く先など、この世にはないのだ。

たとえ、私が封印されても、死んでも…。

これからの子が、私の意志を継いでくれる。






受け継がれる意志は、私の魂だ。

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