九十二の巻 ページ45
翌朝、ーーー背伸びに欠伸。
典型的なだらしないを素で歩くのは私だ。
さーて、寝坊したけど
真面目なあの子たちのことだ
待っててくれるだろう。
修行してたら合格なんだけど。
朝食をとり、わざとらしくゆっくり歩いて集合場所まで歩く。
「おそーーーい!
A先生ったら私たちもう2時間は待たされたわよ!」
「ごめんねー、んじゃ早速
殺し合い、はじめよっか。」
もちろん、君たちにとっての殺し合いだよ。
私にとってはただのお遊びだし。
「ようい、すたーとぉー。」
だらけきった私の声が森に反響する中
三人は素早く茂みに隠れる。
「ふぅ、さーてと」
戦争対策でも考えますか。
「てりゃああああああああ!」
いやいや、どう考えても
隙あり過ぎでしょ。
「はーい、隙ありー。
カトリくん キミには脳が足りない」
「な、はぁ…」
キィンッ
トラップ?!
「あちゃー、上に逃げられちゃうか…
流石先生だ。」
今度はスズメか。
「スズメ、キミには力が足りない」
「うぅっ、わかってますー!!」
「そーこだぁああああ!!!」
シャキィン
手裏剣?私じゃなくてこの子達を?!
「グフッ ハト
キミは何もかもが足りない。」
「な!!!」
「せ、先生大丈夫?」
「大丈夫だよ、ほーらこの通りー。」
危ねぇ、念で完治出来たのは良いものの
あんな危険野郎がうちのチームとか
考えたくもねえ。
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2018年4月5日 3時