七十三の巻 ページ26
「さて、陸の国空隠れの中忍さん
なーんでまたこんな大事な中忍選抜試験なんかに潜入したんだい?」
尋問、というよりかただの脅しにしかみえないが
まぁ真面目にやってるし良しとしようか
ボクは何もかもが弱いのかもしれない
見透かされていたのかボクの弱い心を
なら、強くなるしかない!!
「長に、頼まれたんだ」
「ふぅん、はいはいなんて頼まれたの?」
「中忍選抜試験の下忍に混じって
他国の下忍を一掃してこいって・・・」
皆殺しにしろってことか?!
なんて酷いことを
「そう、キミはその命令にはい、そうですか わかりましたとノコノコここまでやってきたの?」
「は、はい!!」
「ふーん、あんた 腐ってるね」
やばい
泣きそう、なんでボクの彼女ってこんな強くて怖いんだ…
「へ?」
「あ?聞こえないのか?耳腐ってんのかお前
なんなら聞こえなくさせようか」
あ、れ?
何でこんなことになってるんだろう…。
「ひっ」
「火遁 マグマ落としの術!」
は?いやそんな術…これもオリジナル?!
どんだけ強いんだAは
「ひっ
ぎゃぁあああああああああ」
「さて、目的も聞いたしコイツ一人で来たみたいだ
私の役目はこれで終わりね」
「う、うん」
「ミナト 聞いてたよね?
このことを三代目に報告
私は瞬神で他に怪しい人がいないか確認する」
「ん!了解 気をつけてね」
「・・・・・ミナトこそ」
ほんのり赤く染まった頬に言われ慣れていなかったものを自分が言ったのだと実感する
優越感に浸るーーー
ボクはーー、
いや オレはAを護る
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2018年4月5日 3時