六十六の巻 ページ19
さっきから攻撃を受けてばかりのA
それには一つの理由がある、それは彼女の念能力が関係する
狂気的な愛 彼女の友達のオリジナル技らしいがそれは彼女と彼女の友達の異常性を意味する
自分が傷つく分だけ強くなれる
自強化することが出来る、というもの
勿論、並大抵の人間じゃそんなことはしないが元の念能力の持ち主とAは違った
それは自分の強さに絶対的な自信を持っているからだ
「カハッ
グッ」
「どうした?手も足も出ないか?!」
彼の問も虚しく もうすぐで散ってしまうというのに
百戦錬磨のAの横に降り立つのは最早誰でもない
というか、それは彼女が許さない
だがしかし波風ミナトは例外だろう
「アハハ ここからだよ ユヅハぁぁ!!!!!!」
「ゴフッ!!!!!」
鈍い音を立てて勝敗はついた
勿論、勝ったのはA
「何故、だ」
ユヅハの苦痛の念はAによる強化した手刀でいとも簡単に肉体とを切り離されてしまう
「抜忍ユヅハ、討ち取った。
さて、まぁもう念で万全回復するほどの余裕は残ってないし
このまま一人で帰るか」
彼女は血だらけのままユヅハの頭を持ち一人空を見上げていた
傷だらけの彼女の体は全治2ヶ月物だ
だがしかし、彼女はもう完治させるほどの体力と気力が残っていない
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2018年4月5日 3時