秋白の忍【NARUTO】

二十九の巻 ページ30

美味しかった…

すっかりご飯を食べ終えてラーメン一楽を出た頃には

星が満ちて月が笑う時刻になっていた

「もう、こんな時間なんだね」

「ん！そうだねー 今日はありがとね
ボクのワガママに付き合ってもらって」

「何言ってんの？デートはまだ終わりじゃないよ
ほら！手！」


強引にミナトの手を引き連れてスーパーへ

「え、ちょ！A！
あ、あの！速いっての！」


無視無視、今日スーパーで買い物しなきゃ私は明日の分の食料がなくて死ぬよ

「どこ行くの！」

「スーパーだよ！ もう買い物付き合ってよね」

「へ？う、うん！付き合う！！」


何故か嬉しそうなミナト。
こっちまで嬉しくなってくるのはなんでかな？



スーパーにて

「ねえ、明日の朝ごはんは何を作ったらいいかな？」

「え？ あ、えーと無難にシャケの定食みたいなのはどうかな？」

「あぁ いいね！魚あんまり好きじゃないけど！」

「え？あ、ごめん！」

なんだか、新婚夫婦みたいだなー…

「こうやってさ、ボクら2人で買い物すると新婚夫婦になった気分だね」

「アハ まさかミナトが私と同じ事考えてるなんて」

実現したらいいなー、なんて…。


「お！お前ミナトじゃねえか！
なんだよ隣に美人なんて連れちまって オレに紹介しろよォ」

「あ、シカク…紹介なんてしないよ！彼女はボクの…/////」

「アハハ ごめんなさいねシカクさん？
ほら ミナト行くよ まだまだ買うもんあるんだからちゃんと付き合いなさいよねー」



あの続きは何だったんだろ…
もしかして・・・でもそれは淡い期待。

「お、おう そうか…」

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