秋白の忍【NARUTO】

十五の巻 ページ16

「で、私の家ってどこ？」


「ん、そこ」

目の前にいるこの女は相当な才能の持ち主だろう
あの日、あの山で行っていた印を組まない術はなんなのか

それに今日の分身の術… 印がわからないといい即席でやって見せたコイツ。

オレより出来るやつだ。


「あぁ、あのアパート？
なんか雰囲気怖いね ちょっと付いてきてくれないかな？」

顔は整っていて 世間じゃ可愛いと呼ばれる部類であろうが性格やら体術が並の人間の比じゃない。

同年代なのに落ち着きすぎているし なにより強すぎる。
ガイとの一戦をみて正直 驚愕したよ

「ん、いいよ」

「よかったぁ！ありがと！」



でも、ありえないデショ。
一目惚れなんて


「うん」


彼女のアパートに入っていくけどそこはまぁ勿論というか家具一式揃っておらず 何も無いタダの部屋だ。

「今日は床で寝るのかなぁ？
流石に腰痛くなるのは嫌だし」

(具現化するか？
どうしようか カカシが見てるしそれはちょっとなぁ)


「買いに行く？火影様からお金預かってるから」

(なんで、持ってるんだよソレ！！！！！
早く言え！！！)

「うん！行く！ でもカカシ…いいの？
修行とかあるんじゃないの？それにもう夕方だし」

「あー、いいのいいの
これオレの任務みたいなもんだから」

「へえ、じゃあよろしくね」





火影様に金をもらったのは本当だが

任務なんてウソのようなもの。
オレが好き好んでやるだけ。

なんか、ホントにオレってなんだろう？

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