秋白の忍【NARUTO】

十の巻 ページ11

「静かに！
ーーー今日は転入生が来る」


扉越しからなのにわかる
先生が呟いた瞬間にザワつく教室内


そんなに珍しいことか？


「わぁ！女の子かな？男の子かな？」

「可愛かったらいいなー！」



おい、期待すんなよ
私はそんなに顔が整ってないぞ


「しーずーかーに！！！
よし、じゃあ入ってこい」




ガイのいるクラスなのかな？


ガラガラ


「あ、どーも。」

「んじゃA！挨拶しろ！」

んな、無茶振りな。
てかこの人達って私より一つ年下だよね？
見た目的に。


「秋白Aです
よろしくどうぞ。」



「うおおおお！！！可愛い！！！」

「な！？！あいつこの前あの変人と一緒に校庭走ってたやつ！」



「あ、ガイ！！
同じクラスだね〜学校でもよろしくね」

「うん！！よろしく！！！」


「可愛いと思ったらあの変人の友達かよおおおお…」

「ライバル・・・か。」


目、腐ってるよそこで騒いでるゴーグルメガネさん
隣の女の子苦笑してるし


「なんだお前ガイと友達なのか なら席はガイの隣だ
色々教えてやれよ ガイ！！」


「へ？は、はい！！！！」


ヘタレなガイ…なんつって
クスリと笑ってみれば音が止まった


(なに？！何故音が止まる？！
先程まであんなにザワついてたのに)



キョロキョロ見るもみんな目線を外して…
なんだよ、もう。

「ガイ、これからもよろしくなー！
色々教えてやれよ」

「うん！当たり前だろ！
これぞ青春んん！！！」


「んじゃー1時間目はお前ら好きにしろー
ただし、Aへの質問タイムだぞー」

うおっしゃああああ！と騒ぐ男どもに心底呆れながら
どんな質問でも答えてやる覚悟


「オレ！うちはオビト！どこから来たの？」

「んー？ごめんね私の自分の名前ぐらいしわかんないんだ。」
この世界では。


眉を下げてごめんねと謝る彼に気にしなくていいよと次の質問に受け答える

「ガイとはどんな関係なの？」

「な？！////」

「なに顔赤くしてんの？ガイ
ガイは私の友達第一号だよ」


(((ドンマイ、ガイ。)))

「次々！オレからな！彼氏いる？」

か、彼氏？
この年齢でか？いや向こうでもいなかったけど

ませてるな

「いないよ」

「じゃあ 好きな子は？」

「それもいないよ」

「好きなタイプは？」


好きなタイプかー…

「冷静で何事にも無頓着な人かな」

「れいせい、で む…とんちゃく？」

この年齢は微妙だな 意味がわからないのかな？
例えば…あ！あそこの白髪くんみたいな子！

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