秋白の忍【NARUTO】

三十四の巻 ページ35

「あたしはもうすぐ30のおばさんよ
決めたわ！今度から護衛はAちゃんに頼むわ！
あたし専属の護衛よ！」


「え、あ はい。
いいよミズさんのためなら」


仲良くできそうだし まぁいいかな


「ふふ、妹ができたみたいだわAちゃん
今度惚気聞かせてね？」

だから、そんな大層な関係じゃないよ。
できればそんな関係になりたいけども


「どうしようかな、まぁミズさんになら」
あれから敵と対峙することもなく無事に砂の国まで送り届けた。

「ありがとうAちゃん
おかげであたしは怪我もなく依頼をすませそうよ」

「帰りもよろしくしたいけど流石にダメ、よね？」


一応 ミナトにマーキングした飛来神の術か“瞬間で移動する危険飛行(ワープ)”で帰れるから

「待っててあげるから早く終わらせて？」

「ありがとうAちゃん！！！」


「あ、３時間後に門の前に来てくれる？」

「はーい」



これから3時間、暇だな。
ミナトに何か買ってこうかな？
この間は随分とお世話になっちゃったし


砂の国を見て回る
さすが砂漠、暑いよ


雑貨屋に入ってみたが正直、目に止まるものなんてない
ああこれ可愛いなぐらいにしか思わないし
欲しいとも思わない


けど目に止まったのはピアス

止まったんじゃない 奪われた

至ってシンプルなよくあるようなピアスだが
周りとは比べ物にならないほどに輝いて見えた。

(ーーミナトとお揃い)


考えるだけで急激に増加する体温
そしてドクンドクンと煩くも主張し続ける私の心臓


「お嬢さん これ買うのか？」


店主に話しかけられ、ハッとする。
よかった、正常時にもどれた。

「好きな人とお揃いにしたいんだよ
どう思う？」

「ﾊｯﾊｯﾊ 好きな人、ねぇオジサンも若い頃は今は亡きカミさんにプレゼントしたことがあってねぇーーー

あんた程ではないが美人でな？
ーーーでーーーーのときーーしていて」


と、のろけ話をされる始末。


「オジサン その人のこと愛してるんだね
きっと喜んでるよあんたのカミさん」

「ﾊｯﾊｯﾊ これもおまけしてやるよお嬢さん元気でなー！」

渡されたのはネックレス？
ピアスといい非常にシンプルなもの。

取り敢えず 貰ったものだし つけるか。


「ありがとう 今度砂の国に来た時はまたよるよ」


さて、あと1時間弱

あのオジサンは約2時間もカミさんについての惚気をしていたのか
愛ってすごいなー()

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