秋白の忍【NARUTO】

十七の巻 ページ18

「あ、ねえ。
私カカシのことなんも知らんから自己紹介してよ！」

もう薄暗くなった木ノ葉隠れの里の街並みを歩く私たち
そう言えば何も知らないなと思い提案してみるが

「んー、例えば何を言うのよ」

「名前と好きなもの嫌いなもの、将来の夢とか趣味！」

「Aも言ってよ？」

「うん！！」


どんな夢なんだろう？

「名前ははたけカカシ、好きなものはサンマの塩焼き嫌いなものは甘いものと天ぷらかな趣味は読書

将来の夢は内緒」


内緒・・・かぁ！！
つまんないな。


「次、Aの番ね」

と促され、渋々私もいうことに

「名前は秋白A、好きなものはチーズグラタン嫌いなものは海老 趣味はー、今のところガイの観察かな？
将来の夢は 偉大な人かな？いや！でもやっぱり世界征服！！！！」


夢はでっかくなきゃね！
世界を私の考えで征服するなんて…素晴らしいや。


「あ、そうなの」

「うん！でもねカカシ 忍たるものそう簡単に手の内を見せちゃダメなんでしょ？ オマケに覆面にしてるんだから
謎キャラでいなきゃ！」

(Aだから言ったんだけどな･・・)



と、よく分からない私の考えに賛同してくれるカカシ。
うん、でももうすぐカカシも卒業するんでしょ？
今日たまたま先生が話してたの聞いちゃった。


「あ、ついたね ここまで送ってくれてありがと！」

なんか一緒にいるのが毛恥ずかしくなってしまい
早々に別れることに。

「うん、また明日」

「うん！またねー」

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