ライブ ページ22
最近、凛月と電話した後は必ず、
凛月のことが頭から離れなくなる。
呪いか？私許嫁に呪いかけられた！？
A「はぁ…。」
隣に凛月がいないと、落ち着かないな。
ライブ終わったら帰ってくるのかな。
早く帰ってこないかな…。
ーライブ当日ー
真緒「緊張してんのか？」
A「…制服がいいのかな！？
柚ちゃんと咲ちゃんにこの服着せられたんだけど！
この髪型も二人にやられたんだけど！」
真緒「いや、いいんじゃないか？
…すげぇ可愛いし。」
A「…！？」
急に可愛いと言われて、顔が熱くなる。
真緒「えっと。お前の席はこっちだな。
人多いから気をつけろ？」
真緒は私の手を握り誘導してくれる。
繋がれた手が温かい。
すごくドキドキするけど、離れたくない。
やっぱり私は、真緒が好きだ。
真緒「ここだな。」
A「ありがとう真緒。」
真緒「おう！楽しんでいけよ！それじゃ。」
真緒に手をふると、辺りが暗くなった。
ステージが明るくなり、彼らは登場した。
凛月がいる…。
あの衣装もだけど…格好良いな…凛月。
一番格好良いんじゃないか？
周りから声援も聞こえる。
凛月の名前が聞こえる。
なんだろうこの感じ。
胸が痛い。
私以外に、凛月の名前を呼んでほしくない。
どうしてこんなこと思うのか分からないけど。
嫉妬？ヤキモチ？
ありえない。
私は真緒が好きで、凛月はなんとも思ってない…はずだ。
すると、踊っている凛月と視線が絡まる。
いつもの笑顔で私に手を振ってくれた。
歓声が大きくなる。
今のは…私にだったのかな？
それとも、たまたまだろうか…。
でもライブはとても楽しくて、
あっという間に終わってしまった。
握手会があったけれど…
私は参加せずにそのまま家へ帰ろうとした。
凛月はいくらでも握手してくれそうだし。
凛月「何勝手に帰ろうとしてんの？」
A「うわっ！」
私の行く先には、いつもの制服を身にまとった凛月がいた。
A「あれ？握手会は！？」
凛月「そんなことよりあんたが大事。帰ろう。」
良かったのだろうかと思いつつも、
久しぶりに彼に会えたことがとても嬉しかった。
凛月「なんでそんな格好してるの？」
A「ご、ごめん！これは友達が…。」
凛月「いや、可愛いって言いたかったんだけど…。」
A「…は？」
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照山紅葉 - 名無しさんさん» コメントありがとうございます。夜分遅くにすみません！初めてここまで高評価いただいて、驚いています。今後ともよろしくお願いします！ (2022年3月29日 1時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 続編ありがとうございます！この作品大好きなので最後まで応援させていただきます！ (2022年3月29日 0時) (レス) @page50 id: 62c0e911ba (このIDを非表示/違反報告)
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