二人の時間 ページ15
真緒「俺もお前が笑顔だと嬉しいよ。
だからずっと笑っててほしい。
たとえ俺じゃない誰かが隣りにいても、お前が笑っていればそれで…。
とは、今のところ思えない。」
A「…？」
真緒「ごめんな欲張りで。
でも、お前の隣には俺がいたいって思う。
俺の居場所を譲りたくないと思うんだ。」
A「…どういうこと？」
真緒「彼氏できてほしくない。」
A「…。」
思わず吹き出してしまった。
真緒「な、なんで笑うんだよ！」
A「だって！なんかお父さんみたいで！」
真緒「はぁ！？」
私が爆笑してると、真緒もつられて笑っていて、
しばらく二人で笑っていた。
真緒「あそこ寄ってくか？」
真緒が新しくできたお店を指す。
A「え？お腹すいたの？」
真緒「あそこ、クレープ美味しいって評判でさ。
お前クレープ好きだったろ？」
A「え！？そうなの！？行きたい！
というか覚えてたんだ。」
真緒「勿論。行こうぜ。」
真緒がクレープを買ってきてくれたので、ベンチに座って一緒に食べることに。
A「美味し〜！！」
真緒「そりゃ良かった。…うん。こっちも美味いな。」
A「そう言えば真緒って、アイドルなんでしょ？」
真緒「あぁ、お前、いつ知ったんだ？」
A「友達に聞いてね。つい最近だよ。」
あと、さっきも真緒、「レッスン」って言ってたし。
A「どうして言ってくれなかったの？」
真緒「お前のことだから、俺がアイドルだって知ったら気を遣うと思ったんだよ。
まぁ、いずれバレるとは思ってたけどな。」
A「アイドルなんて、なりたいとか聞いたことないよ？」
真緒「そこまで言う勇気なかったんだよ。」
A「真緒は格好良いから変じゃないけどね。」
真緒「…！？」
A「ん？」
急に真緒が赤くなった。
A「どうしたの？」
真緒「…俺、格好良いのか？」
A「え？…うん。」
今更…？？
真緒「ファンに言われるのはなんとも思わないんだけど…。
お前に言われると、すげぇ嬉しい。
あと…なんか…照れるな。」
こんな真緒を見るたびに、この人の隣りにいたいって思う。
許嫁が真緒だったら良かったのに…。
でも、真緒からしたら良くないか。
？？「うわ〜！！ラブラブだね！」
「「…は！？」」
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照山紅葉 - 名無しさんさん» コメントありがとうございます。夜分遅くにすみません！初めてここまで高評価いただいて、驚いています。今後ともよろしくお願いします！ (2022年3月29日 1時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 続編ありがとうございます！この作品大好きなので最後まで応援させていただきます！ (2022年3月29日 0時) (レス) @page50 id: 62c0e911ba (このIDを非表示/違反報告)
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