◆俺だけを、愛せ。◇【宮地清志】

who＊9 ページ9

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宮地『おい!!!.そこっ!!!ボール回せよバカｯ、轢くぞ!!!』




今日も

宮地さんは、絶好調だ。



正直


よく毎日毎日あんなふうに出来るのか不思議だ...




あれであんなに真面目な人じゃなかったら




悪口言いまくれるのになぁ...




ほんとはすごく、真面目な人だから
文句言えないんだ




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貴「大坪さん、お疲れさまです」




大坪「ああ、気を付けて帰れよ」




その日の部活が終わって

バックを取りに行くために
部室に向かった。




すると、

部活から声が聞こえてきた




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『ふざけんなよっ!!!』



あー...


宮地さんだ。







ほんと、すぐきれるなあ



まったく...


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貴「失礼します...」




躊躇しながら

ゆっくりドアをあけた。




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そのとき見たのは




宮地さんが

部員に、手を振り上げているところで




声を失ったそのときに




宮地さんの振り上げた拳は




部員の顔に直撃した────・・・・




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嘘、




なんで....




貴「宮地さんっ、何やってんですか!!!」




宮地「あ？. . . . . お前ｯ、いつからいた!!?」




珍しく慌てている宮地さん。




分からない




宮地さんは、真面目でだからすぐ怒るけど




ほんとは誰よりも


部員のこと考えてると思ってたのに...,




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貴「今来たばかりです。そんなことより、早く手当てしてあげないと、」




宮地「いいや、いい。手出すな。やられて当然なんだからこいつらは」




さすがに

カチンときた...




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結局、


全部私の思い違いだったんだ




宮地さんはほんとに


やなやつだっ!!!




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貴「宮地さんっ、見損ないましたよ!!!」




宮地「はあっ!!?」




私は、部員に駆け寄って




手当てを始めた。




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宮地さんは


少したって

舌打ちして部室を出ていった...

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