who*6 ページ6
今日も無駄にきれてしまって
喉がいてぇ
居残り練習も終わって
俺は8:00頃帰宅した。
風呂に入って部屋にはいると
メールが受信された。
無表情だった顔が
少しばかり緩む。
タオルで頭を乾かしながら携帯を開く。
【帰りにバスケ部を見学しにいったらすごく怖い人がいてビックリしました!
けど、バスケ部のマネとして頑張ろうと思います。】
タオルを持つ手を止めて
画面を食い入るように見る。
怖い人って...
俺みたいなやつかな。
いや、恐らく怖がられてんのはわかってんだけど。
...ま、いいか。
【お疲れさまです。実は俺もバスケ部です。バスケ好きなのですか?お互い頑張りましょう】
カチカチと指を動かし
最後に送信を押す。
このメール交換が始まったのは
高1の頃だっただろうか...
俺はアドレスとか学校のこととかバスケの戦略とか書いたメモ帳を無くした。
どんなに探しても
見つからなかった。
諦めかけたときに、
一通のメールが届いたんだ。
【こんにちは。君のアドレスが書いたメモ帳を拾いました。色々書いてるので困ってるかなと思って】
軽く感動した。
世の中にはこんなにも優しい人がいるのかと。
それに比べて俺は毎日毎日鬼のように部員をどなり散らして
まあ、それはいいとして。
こうやって言ってくれるのは有りがたいけど、
実際に会うのはいまいち気が引ける...
.
.
だから、そのメモ帳はもういらないと返した。
そしたらまた律儀に【すみません。余計なお世話でしたね】なんて返ってくるから
また【いえいえ。ご連絡してくださって感謝してます】とか返してしまって
.
.
それから、
俺はその知らない人といわゆるメル友になってしまったのだ。
この人にメールするときだけ
こんな馬鹿丁寧な文面を書く自分に
自分で気持ちわりぃとか思いながら、また送る。
まあ、単純に
楽しかったんだな。これが。
.
.
.
宮地「お、」
携帯が振動して急いで確認する。
.
.
【はい。バスケはとても好きですよ。バスケ部なんですか!私は、もっと君のこと好きになってしまいました】
.
.
.
.
宮地「はぁっ!?///」
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椎淡(プロフ) - ひまなさんっ!模試お疲れ様でございますっ!!(お茶サッと差し出す 更新頑張ってください! (2013年1月20日 1時) (レス) id: 1783ecffc6 (このIDを非表示/違反報告)
alice@myu(プロフ) - 模試お疲れさまです♪いつも影ながらひまなさんの作品鑑賞してます!更新頑張ってください!! (2013年1月19日 21時) (携帯から) (レス) id: e358ef4354 (このIDを非表示/違反報告)
雷華 - とても、楽しみにしています!!頑張ってください! (2013年1月16日 1時) (レス) id: e5efe0a1cc (このIDを非表示/違反報告)
雷華 - とても、楽しみにしています!!頑張ってください! (2013年1月16日 1時) (レス) id: e5efe0a1cc (このIDを非表示/違反報告)
千景 - 続き気になります!頑張って下さい! (2013年1月15日 23時) (レス) id: 84b79fe1f2 (このIDを非表示/違反報告)
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