◆俺だけを、愛せ。◇【宮地清志】

who＊2 ページ2

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入学式を終えて




自分のクラスにいく。




私の中学からは
私しか秀徳に入ってないため


一人ぽつんと席についていた。




『ねえ！君どこの中学校からきたの？』




いきなり話しかけられたから肩がびくりとはねた。




貴「え、あ、えーと。南中からです」




高「あー、あそっからかー遠くね？大変だな。俺高尾和成！よろしくな」




貴「うん。こちらこそ」




にっと愛想のいいかおで微笑まれて
高尾くんは違う席の人に近づいていった。




ふと、メールの人のことを思い出す。




私のイメージだと




高尾くんみたいに、明るくて




笑顔が素敵な人がいいなぁ...




...これ以上の妄想はよしとこう。




ダメだな。
いっつもメールの人と重ねて考えてしまう。




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『鈴野さんって部活どうするのー？』




帰り際、自己紹介などあって何人か話せる友達ができた。




貴「私はバスケ部マネしようかなと。中学でバスケ部だったから」




『へえー！すごいね』




秀徳高校の男子バスケ部は


強くて有名だからプレイを見るのも楽しみだ。




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『じゃあ私たち先帰るねーバイバイ』




貴「うん。バイバイ」




確か、部活見学OKだよね。今日。




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貴「よし、」




私は身支度を整えて




教室を出た。

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