【東京リベンジャーズ】東卍のヒメ様4 (ページ7)

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148話:ヒメ様と仕事ページ7

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『綺麗に燃えちゃった…』

「容赦ねぇなぁ」

招待状を見てみれば欠片も残らず灰になっていた。
九井はまた懐から書類を取り出す。
本命はそっちだったんだろう…

『……マイキーに渡すものでしょ』

「首領がお前にも見せておけって言うからな」

めんどくさい、とため息を着いてパラパラと資料を見てみれば鼠が紛れ込んだとか何とか言うものだった。
簡単に資料を読むが…まえに春ちゃんが言っていた
ヤクザ崩れの残党たちだろう。

『いつも通り見つけ次第殺ればいい…。
あの、兄弟に追わせればイイ…。
鼠の2匹や3匹処理できるでしょ…？
あー、でもヤクザ崩れなら面倒な事になるかも…その時はほかの業務にも出ちゃうか…その時はその時で
また来て、春ちゃんと私が出よう…』

「首領と同じこと言ってるんだよぁー」

資料を返せばまたケタケタと笑われる。
私は煙草に火をつけて”当たり前”と返す。

『…キョーダイだからネ。
この世でたった2人残された。思考くらい似る…
君が1番良く分かるんじゃない？』

九井は降参と言わんばかりに手を上げ。
”言わないでくださいよ”とお茶らけるけど
何かを忘れる様に首を振る。

カウンターを喰らいたく無ければ言わなければ
良かったんだ。煙草に再度口を付ければ

「…Aさんの言った通りに手筈する様。
明司に伝えときますよ～」

『よろしく…ついでに春ちゃんはいつ帰ってくる？』

ヒラヒラと資料を靡かせその場を後にしようとしたした九井。私は気になった事を聞く。

九井はげんなりして部屋の時計を見る。
時刻は午後の11時頃…。

「日付が変わっての1時頃の予定だな」

『そっか…ありがとう』

その答えにまた”いーえ”と言い私の部屋から出ていこうとする九井に

『さっき言ったのより良いの教えてあげる…
ネズミの処理…するなら明司が先に書いていた
地下より廃工場の方が良いカネかからないし…誘き寄せるなら格好の場所。そして、スムーズに終わる』

”お得でしょう”と言って見せれば
九井は満足したように”毎度あり～”と気前良く去っていった。

その様子からもっとお得にスムーズ済む方法
を聞きに来たんだなとすぐわかった…

『それなら、素直に聞けばいいのに……』

私はタバコを灰皿に押し当て火を消した。
さて、春ちゃんが帰ってくるまでの2時間は何をしていようか…