【東京リベンジャーズ】東卍のヒメ様4 (ページ6)

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147話:ヒメ様と招待状ページ6

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いつの間にか意識を飛ばし目を覚ませば
1つの紙が目に入る。
一定の行為が終わり…私の身体は複数の
噛み跡と赤い印がそして手紙が目に入る

”呼ばれた、行ってくる”と春ちゃんの字だ…

『…早く帰って来てよ』

そんな事を1人で呟いて
無造作にベットの下に落ちている服を拾い
煙草に火をつける……。そうすれば珍しい来客が来た

「煙草って珍しいな？A」

『…そんな嫌味を言う為に来たの？九井。幹部って暇なの？』

「まさか、大事な首領の妹君でありNo.2の奥方の様子見をしに来たんだよ」

相変わらずよく回る口…。
私は煙草の煙を消して灰皿をサイドテーブルに置く。九井は私の身体を見て”相変わらずですね”
と乾いた笑みを浮かべる。

『……君たちの普通を押し付けないでよ
普通なんて…その人それぞれでしょ。私と春千夜は
これが普通(私達の愛し方)』

「反社に普通なんてないけどな」

その答えに”確かに”とクスクスと同意を
すれば、そう言えば、と白い封筒を取り出す。

封筒には私の名前が記載されていた。
その中身は”結婚式の招待状”とかかれている。
名前を見れば、パーチんのだった。

私はそれを見て溜息をつく。

『12年前に決別したのに送ってくる創立メンバー…。どう思う？』

「お前に取っては…”鬱陶しい”だろ？」

『せーかい』

私は招待状を灰皿の上で燃やす｡

嘗ての愚かだった12年前…。
創立メンバーを”神様”と言っていたトキ…。

全ての事を忘れるようにチリチリと紙を燃やす…

幸い、創立メンバー達は
私とマイキーは生死不明と思ってる。それでも
決別したのに送ってくるのは筋違いと言うものだ…

『…東卍の時より今が充実してるから』

「そりゃあ、最高の皮肉かもしれねーな」

私と九井はケラケラと笑った。
当たり前だ…。兄が居て…好きな人が隣にいて…
一緒に落ちていってくれているンだから…