【東京リベンジャーズ】東卍のヒメ様4 (ページ3)

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145話:ヒメ様と主と兄ページ3

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「お疲れ様です」

次々と頭を下げる三下。
薄暗い廊下を春ちゃんの隣で歩く。
1番奥の部屋に着けば扉を勝手に開けば部屋の主と
目が合う。

『ただいま、マイキー(お兄ちゃん)』

「おかえり、A」

手を広げて待っている白髪の男…佐野万次郎。
嘗て天宮と東卍を纏めあげた総長だった人。

その手の中にすっぽりと入れば何も知らない人が見れば恋仲と間違えるだろうけど”主従関係(家族の1人)だからコミュニケーションだ。

『裏切り者は殺った』

「なら、ゆっくり休んどけ…三途、他には」

「うっす。特に問題は無いかと…
Aが試算していたトコで上手く行きました」

マイキーに名前を呼ばれた春ちゃんは
何処か難しい話をマイキーとする。

多分、裏切り者の手筈やらの事で私が提案したので
良かったとかそういう事だろう。
”堕ちてこい”とマイキーは言ったお前は”オレの事だけ考えればいいから”と遠い昔に2人からは言われて早数年…その通り難しいのは何もこないので

子守唄のように眠たくなる…。
マイキーが闇に染まる前の話だ…。

たまに命知らずの出世狙いの
サンピンからよく聞かれる…
”どうして、マイキー達には絡まっているんですか？助けてあげましょうか？”って

言われる意味は分かるけれど空気も読めずに地雷ばかり踏むムシケラ以下の役に立たない三下は殺るまえに答えてあげる。

『家族がいるから』と

でも、今の家族はマイキーと春ちゃんだけ
そして何よりも幸せを感じれる私の私だけの
王様と王子様……。

私のことを外ズラの為に使って捉えていた嫌いだった親戚も全部この手にかけた。
その時に全ての柵が溶けて…

今はまたマイキーと春ちゃんと言う暖かい幸せな
鎖で絡まってるんだ…

「A、ここで寝るなよ…」

『ヤダ……』

色んな感情に浸っ待ていたら
難しい話は終わったらしい…。
マイキーは溜息をつき引き剥がされ…
春ちゃんに抱き上げられる。

「Aの事部屋まで連れてって寝かせてやれ」

「うっす…失礼します」

私の頭を少しだけ撫で”後でな”と言うマイキー。
その暖かさに短く返事をして春ちゃんから
落ちないようにと首に手を回し2人に

『おやすみ…』

そう言えば意識を飛ばした…。