33話 ページ35
『暗殺は難しいか....っでも、よく見つからなかったね!?』
驚く私に、クレアさんは説明をしてくれた。
クレア「....私のスキル....ユニークスキル[逃亡者]のおかげ。
適当なものを[統合]して足止めしたり、詠唱のタイムラグなしで転送魔法使ったりできるの。」
『逃げるのに関しては、とても便利だね....』
クレア「そうね.....で、貴方はどうなのAちゃん?
私としては、貴方のほうが疑問が多いのだけど?」
暗い話題を無理やり変えるように、クレアさんが聞いてきた。
『え....私?』
クレア「そうよ?スライムさんもそうだけど、喋るゴーストなんて見たことないもの。」
『あぁ、そりゃそうか....いいよ?教えたげる。』
クレア「フフッ。偉そうね」
偉そうな私の態度に、クレアさんはなぜか笑った。
『そういう性格なんだよ。悪い?』
クレア「別に、悪いとは言ってないわよ?」
『....そっか。じゃ、今度は私の番だね――』
*
それから小一時間。
私は、自分の生い立ちから転生したことまで、すべて伝えた。
『―――と、いった感じかな!』
クレア「えっ!?軽く言ってるけど、それって大変だよね!?」
笑顔で話を終えると、クレアさんが突っ込みを入れてきた。
[救世主]さんのおかげで、そんなに大変ではなかったんだけどなぁ。
『んー...まぁ、慣れてるし?
クレアさんも同じでしょ?というか、クレアさんの方が酷いでしょ?』
私には結衣という親友がいたけど、クレアさんはもう心の許せる人がいなかったわけだし。
クレア「そうかな....普通、慣れるのに時間がかかると思うけど。
でも、物凄く希な生まれ方だね。転生者は聞いたことあるけど....異界からはないな。」
『異世界からの転生者はいない...?つまり、シズさんみたいに召喚されるってこと?』
クレア「そうだよ。といっても、気が付いたら異世界にいた、っていう場合もあるらしいけど。
データスの王宮にも保護した異世界人が何人かいてね。
召喚したか突発的にやってきたかは知らないけど、強い人たちばかりだったよ。」
『へぇ....同郷者がいるといいなぁ。』
クレア「そう、ね......私はよくわからないけど」
『こっちの話だしね。出来ればちょっと話してみたい――』
リグル(――A、そろそろ戻ってきてくれ。カイジンが、新作武器を試してほしいってよ)
743人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「転生したらスライムだった件」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レミパチャ5号(プロフ) - 一之瀬神夜さん» マジですか(*‘∀‘)そう言われたのは初めてです(笑) (2019年1月21日 8時) (レス) id: a04d07692e (このIDを非表示/違反報告)
一之瀬神夜 - 男主がよかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!← 嘘です!女の子でも神です!頑張ってください! (2019年1月19日 21時) (レス) id: 5f454c6783 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - レミパチャ5号さん» こちらこそ受け入れてくださってありがとうございます。楽しみにしています(´∀`) (2018年12月21日 22時) (レス) id: 7384ff990e (このIDを非表示/違反報告)
レミパチャ5号(プロフ) - 彼岸さん» 誤字がありました。すみません。 (2018年12月21日 17時) (レス) id: a04d07692e (このIDを非表示/違反報告)
レミパチャ5号(プロフ) - 彼岸さん» 謝る必要はありまませんよ、むしろ助かりました。3日以内に変更しようと思います。ご指摘ありがとうございました。 (2018年12月21日 17時) (レス) id: a04d07692e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:remipatya | 作者ホームページ:http://201511kb
作成日時:2018年6月21日 21時