超理不尽系彼女 (ページ31)

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理不尽29 ページ31

春市「ははっ！心配ありがとうございます。でも、俺は男ですから、大丈夫ですよ。」

あ「まっ、そっか！あ、やばいやばい。あんま家の前で話してると奴が来るわ！じゃあね！春市君。おやすみー！」

春市「あ、はい！おやすみなさい！」
家の中に入っていった先輩を見送って一言。

春市「奴って誰？」

家ー
？「Aーー♡今日は遅かったね！？何してたの！？」

あ「私に近づくなゴルァ！！」
家に入った途端勢いよく私に抱きつこうとしてくる奴に、いつものようにカウンターキックを炸裂させる。

？「ブベラッ！！」

あ「毎日毎日ウゼーよ、クソ兄貴！！」

兄「だって可愛いんだもん！！しょうがないじゃん！！」

あ「私が可愛いのは知ってるわ！！てか近寄んなって！！ゾンビかお前はっ！！蹴っても殴っても復活するなんておぞましいっ！！」

兄「あーもう超可愛い♡妹が可愛すぎて彼女作れねーよー。どうしてくれんのさー？」

あ「知らねーよ！！確かに私はそんじょそこらの女どもなんか屁でもないくらい可愛いけどなっ！！そこはお気の毒様っ！けどそれとこれとは関係ない！！」

母「もう！毎日毎日うるさいのよ！早く着替えてきちゃいなさい！」

あ「はーい！ほらどけっ！」
横たわる兄貴を踏んづけて、自室へと向かう。

兄「……パンツ見えた♡」

あ「あー、今日も疲れた。」

母「あんた最近帰ってくるの遅いけど、何やってるの？」

あ「菜摘に付き合わされて野球部の練習見てんの。」

母「ああ、菜摘ちゃん今彼氏いないのね。」

あ「そゆことー。」

兄「菜摘ちゃんも相変わらずだねえ。あの子も美人だけど、やっぱりAが一番だよ♡」

あ「はっ。」

兄「鼻で笑わないで！？」

母「Aも早く男性恐怖症を治して、恋が出来るといいわねー。」

兄「いや！Aはずっと男性恐怖症のままでいいんだよ！だって治っちゃったらそれこそ世界中の男がほっとかないでしょ！？」

あ「…確かに、男性恐怖症のままでもいいかな。」

母「なあに～？何かあったの？」

あ「んー…別に？てか、何かあっても兄貴がいる時には絶対言わない。」

兄「え！？何それ！？もしかして好きな男でも出来た！？」

あ「っ///！！」

兄「何それ…何その反応！？ちょっと待って。え？お兄ちゃん死んでもいいかな？」

あ「いいと思う。」

兄「じゃあその男殺してから死ぬわっ！！」

母「いい加減にしなさい！死ぬとか殺すとか言わないの！」