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39話 ページ40

あ「鳴///!あの…その///…」


鳴「ごめん…マジでごめん///。」


ごめんと謝りながらも鳴の顔は近づいてきて、ついに唇が触れた。どんどん深くなっていくその行為は、私の頭の芯を痺れさせた。
軽い酸欠状態になりながらも、もっと欲しいと思ってしまう私は変態だろうか///…?


あ「んっ…ぷはっ///!」


鳴「ごめん///!夢中になっちゃった///!大丈夫?苦しくない??」


あ「ちょっと…苦しかったですけど…もっと、欲しかった…かな///。」


鳴「…っ///!?もー///!!そーゆうこと言わないで///!?俺襲っちゃうよ///!?」


あ「襲っ…///!?それは困ります///。」


鳴「だったらそんな可愛い顔して可愛いこと言わないで///!!」


あ「自分の表情とか分かりませんもん///!!どうしようもないじゃないですかっ!!」


鳴「Aはどんな時でも可愛いの!だけど今のは反則///!どうすんの!?ドキドキが止まらないじゃんかっ///!」


あ「不可抗力です!」


鳴「Aが可愛いのがいけないんでしょー///!?とにかく俺落ち着くから///!」


と言って私から離れ、後ろを向く彼。そして何かブツブツ言っている。
5分ぐらい経っただろうか。


鳴「…よしっ!落ち着いた!」


そう言って満面の笑みで鳴が振り向いた。


あ「あ…それは良かったです。」


鳴につられて笑ったら…


鳴「…っやっぱりダメー///!Aが可愛すぎて全然落ち着かないっ///!!」


この人は一体何をやっているんだろう。今度は顔を真っ赤にして悶えている。


あ「鳴…?あの…大丈夫?」


鳴「はっ…!!俺は一体何を!?」


あ「鳴、とりあえず深呼吸しよう?」


鳴「スーッ…ハーッ…。…うん!ごめん、落ち着いたわ!」


あ「そう?」


鳴「うん!なあんかさ、やっぱこの密室に2人っきりってのが変な気分になる原因だと思うんだよね!とりあえずどっか出掛けない?じゃないとマジで襲いそう。」


あ「分かりました。」


襲われるのはまだ心の準備が必要だけど、襲われてしまったならそれはそれで良かったかもしれない///。なんて気持ちは、鳴には内緒にしておこう。


とりあえず街をぶらぶらと散歩することにした。しっかりと私の手を握って、見るからにウキウキしている鳴はやっぱり可愛い。いつも可愛いのに、時々すごくカッコよくなる。そのギャップに、私はどんどんハマっていくんだろうな。

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作者名:歯磨き粉 | 作成日時:2016年1月17日 21時

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