第63音目 ページ37
華鏡『…主さま、』
私が頭で華鏡さんに訴えると、彼女は悲しそうな顔をして、言葉を詰まらせた。
私が少し力を貸すだけで、四季神のみなさんの力を少し借りるだけでミナミさんの悲しみを救えることができたらと思っていた。
華鏡さんは閉じていた口を重そうに開いた。
華鏡『私達は仮にも神の名を人々からいただいています。
ですが、私達はなにも人を生き返らせるなどという力は持ち合わせていません。
黄泉の国の神に頼んだとしても、彼女らの死は運命として片付けられてしまいます。
なので私達四季神の力を持ってしても彼女らを救うことはできないんです。
そして、今彼女たちを縛り付けている傀儡の術、あれは生者の死者に対する気持ちが強くないと成せない術です。
それで彼女達をこの世に縛ることはできますが、黄泉ではそれを禁忌とし、彼女らの本当の魂の一部は今黄泉で出られることのない暗闇に縛り付けられています。
あの術を使うことによって、死者は成仏できないでいるんです。
だから主さま、今すぐ彼女達を開放するように…！』
少しづつ声が遠ざかってくる。
私のチャクラのコントロールはまだ完璧ではなく、華鏡さんと話をするのに維持をし続けることができなかった。
.
もう1度顔を上げると、サスケさんが険しい顔で私の身体を支えてくれていた。
向かいには今にも倒れそうなミナミ。
A「サスケさん、ありがとうございます。
もう大丈夫です。」
華鏡さんの言葉が今も胸に残っている。
これからを変えていくためにどのような選択をするのがいいのか。
ミナミは敵。
けれど、私たちと同じだ。
生きているんだ。
前に進めるように、私が道案内をする。
それでミナミが前に進めるように。
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遊星(プロフ) - この話の夢主の名前固定解錠お願いします。この話のパート1とは違います。 (2019年9月25日 7時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - なるほど！おっけーです！ (2016年4月28日 0時) (レス) id: 62f0c320d4 (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー(プロフ) - 晴さん» 申し訳ありません、thirdの方は手直しのためパスワードをかけさせていただいております。手直し完了次第、すぐに公開いたしますので、しばらくお待ちくださいm(_ _)m (2016年4月25日 7時) (レス) id: 869e11cc59 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - ３部の方にパスワードかかって読めません(*＿*) (2016年4月24日 14時) (レス) id: 62f0c320d4 (このIDを非表示/違反報告)
莉子 - Nice to meet you、莉子です(^^) (2015年12月7日 17時) (携帯から) (レス) id: 37f7808f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルティー | 作成日時：2015年10月29日 21時
