第57音目 ページ31
勝負はしばらく続き、私は大蛇丸さんの後ろで守られながらサスケさんを見ていた。
激しい戦い。
高度な術のぶつかり合いだと大蛇丸さんはつぶやいていた。
勝負が決まったのは、本当に一瞬だった。
.
ミナミ「…ハア、ハア、ッ…
いい加減、くたばったらどうなの？」
サスケ「…うるさい。
お前こそ、息が乱れているぞ。…」
サスケさんを睨むミナミが先手を打った。
ミナミ「『縫遁 糸巻車』」
いつの間にか、辺りに張り巡らされていたらしい糸が、サスケさんに絡み付いていった。
細い細い、糸たちがサスケさんの身体に喰い込んでいく。
サスケ「くっ…！」
サスケさんが、苦痛の表情を見せた。
A「大蛇丸さん…！
サスケさんを、助けてくれませんか…！？」
自分の目に涙が溢れてきているのがわかった。
サスケさんを助けたい。
けれど、自分は術もまだろくに思い出していないような足でまとい。
ここは大蛇丸さんに頼るしかないと思った。
大蛇丸「…無理よ。
これはサスケくんの闘い。
私が出る幕なんかじゃないわ。」
A「そんな…」
それじゃあ私は、サスケさんを見殺しにするしかないの…？
サスケ「…A…大丈夫だ。
黙って俺を見ていてくれ。」
糸でぐるぐる巻にされたサスケさんが、私を見て、優しく微笑んだ。
けれど、私の胸の中には不安しかなかった。
.
ミナミ「アハハハハハ！
くたばれ！
うちはサスケ！」
ミナミが糸を操っていた手に力を込めた。
糸はサスケさんを更に締め付ける。
サスケさんの顔が苦しみで歪んだ。
すると、
.
.
ボンッ！
A「！？」
ミナミ「なっ…！？」
大蛇丸「フフッ…」
サスケさんの身体が突然煙と化す。
それを見た大蛇丸さんが横で不敵に笑った。
ミナミが辺りを見回す。
私もサスケさんを捜した。
バチバチと鳴り響く雷音。
ミナミの後ろから表れたのは、千鳥を発動したサスケさん。
サスケさんの手がミナミへ。
ミナミの絶叫が森に響き渡った。
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遊星(プロフ) - この話の夢主の名前固定解錠お願いします。この話のパート1とは違います。 (2019年9月25日 7時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - なるほど！おっけーです！ (2016年4月28日 0時) (レス) id: 62f0c320d4 (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー(プロフ) - 晴さん» 申し訳ありません、thirdの方は手直しのためパスワードをかけさせていただいております。手直し完了次第、すぐに公開いたしますので、しばらくお待ちくださいm(_ _)m (2016年4月25日 7時) (レス) id: 869e11cc59 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - ３部の方にパスワードかかって読めません(*＿*) (2016年4月24日 14時) (レス) id: 62f0c320d4 (このIDを非表示/違反報告)
莉子 - Nice to meet you、莉子です(^^) (2015年12月7日 17時) (携帯から) (レス) id: 37f7808f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルティー | 作成日時：2015年10月29日 21時
