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とある日の夜のこと。
私は一人、夜道を歩いていた。
マフラーやコートを着ていても感じる寒さに、コートのポケットに手を突っ込む。
息を吐けば、白色へと変わり空へ消えていった。
『もう冬だなぁ』
そんな情景の冬らしさを感じながら、一人呟いた。
___________________________
『ただいまー。』
私は重たい玄関の扉を開けながら声に出す。
普段は一人暮らしだから当たり前だけれど、当然「ただいま」なんて言っても「おかえり」なんて言葉が返ってくる事はない。
だけれど、今日は違っていた。
「おかえり。やっと帰ってきたか。」
玄関の側にあるキッチンから顔をひょっこりと出し、そう言ったのはうらただった。
『ほんと、女子に買い物行かせるなんてどういうことだコラ。』
「女子なんてどこにいるんだよ」
うっぜぇぇぇぇ
聞きました？どこにいるんだよ、じゃねえわホントに。
今にも一発かましてやりたいところをぐっと堪え、うらたをキッと睨む。
でもそんな睨みはうらたにとって毛ほどにもないらしく、ニヤニヤと笑ってそんな私を楽しんでいるようだった。
「うらたん、そんなこと言ったらダメですよ？」
奥の部屋から聞こえてくる訛った声に視線を移す。
するとそこにはセンラが立っていた。
「Aちゃん、買い出しお疲れさん。買ったものはそこに置いておいて、こっちで飲も？」
そう言うセンラの手にはビールが握られていた。もう飲んでるんかよ、と苦笑する。
何故このようになったかと言うと時は数時間前まで遡る。
うらたAー
A何かね?
今日まーしーとセンラマンで鍋するんだけどさ、来るか?
Aお、いいね。行きたい。どこ集合?
うらたAの家
Aは?聞いとらんのだけど。
(talk
といったラインでの会話により、何故か私の家で鍋パーティーが繰り広げられているのだった。
ラッキー歌い手
luz
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藤嶺 - #ユンミユさん、コメントありがとうございます！方言など書くのが苦手なので心配しておりましたが、そう言って頂けて嬉しいです。更新頑張りますね！ (2019年1月4日 19時) (
レス) id: 339931029f (このIDを非表示/違反報告)
#ユンミユ(プロフ) - 最高です！坂田らしさが出てます！更新待ってます！！無理しない程度に頑張ってください！ (2018年12月31日 2時) (レス) id: ea3bda65b7 (このIDを非表示/違反報告)
藤嶺 - きゃらめる。さん、コメントありがとうございます！頑張って更新していきますので、これからもどうぞよろしくお願いします^^ (2018年12月20日 22時) (レス) id: 339931029f (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる。(プロフ) - うぽつです！これからも頑張ってください(*´艸`) (2018年12月20日 20時) (レス) id: d1dff9331c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤嶺 | 作成日時：2018年12月19日 0時
