第67松 ページ17
おそ松目線
一松の謎の降伏後、突如目の前には銀色の包丁があった。
俺は上手くそれを避け、2人と距離をとった。
なんでここにいるんだよ、十四松、トド松…!
「僕はもう負けを認める。ただしおそ松兄さんとの闘いだけね。Aは僕のものだから」
「お前…!なんで十四松とトド松が…!」
「幾ら僕でも大切な兄弟を傷つけるなんて出来ないよ。だから彼女と同じように洗脳した」
「じょ、冗談だろ…一松…」
「冗談じゃないよ。…2人共、さっさとそいつを始末して」
「「承知致しました、ご主人様」」
一松は指示を出すと、2人は動き出した。
それに今、『ご主人様』って言ったよな。
…こいつらの関係は“主”と“執事”になっていたのか。
***
「どう?僕が1から育て上げた自慢の執事は」
一松はそう言いながら俺が攻撃を避ける様を眺めていた。
「…確かに強いな、2人は」
「でしょ?兄さんも僕の執事として仕えれば、これくらいの強さにしてあげるけど」
「んなもん、いらねーわ。今の戦力だけで十分だっつーの」
「あっそ。だったら力ずくでもおそ松兄さんを僕の下僕にしてあげる。そして一生仕えて貰うよ、こいつらみたいに」
「…そいつは御免だな」
「兄弟揃って僕の下僕…なんて滑稽だろうね。ヒヒッ…」
一松は狂気に満ちた笑みでそう言った。
こいつの闇がすげー深いのは分かった。
悪いけど、お前の下僕にはならないよ、一松。
「行け、ジュウシマツ、トドマツ」
「「承知致しました、ご主人様」」
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ふじいろ - 良すぎて涙出てきた完結おめでとう (2021年4月2日 18時) (レス) id: b0ac4dc4e8 (このIDを非表示/違反報告)
天城 美依(プロフ) - レミリアさん» ありがとうございます!! (2018年3月26日 11時) (レス) id: 6a5ae3df9e (このIDを非表示/違反報告)
レミリア(プロフ) - 完結おめでとうございます! (2018年3月26日 11時) (レス) id: 3f2839ebb0 (このIDを非表示/違反報告)
天城 美依(プロフ) - 殺松さん» 教えて下さりありがとうございます!今初めて気がつきました(苦笑)ありがとうございます! (2018年1月29日 18時) (レス) id: 6a5ae3df9e (このIDを非表示/違反報告)
殺松(プロフ) - あの、バットエンドの最後のセリフが「アイテル」になってますよ! (2018年1月29日 16時) (レス) id: 79a3e216e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天城 美依 | 作成日時:2017年12月5日 23時