予想外 ページ12
チョコン、ズラッ
谷「えっと、調査のご依頼だとか」
『お茶をどうぞ』
樋「実は、我社のビルディングの裏側に良からぬ輩が屯している様なんです」
谷「良からぬ輩っというと?」
樋「分かりませんですが襤褸を纏い日陰を歩き、
聞き慣れない異国語を話す者も居るとか」
国「おそらく、密輸業者の類だろう
軍警がいくら取り締まっても船蟲の様に湧いてくる港湾都市の宿業だ」
樋「はい、無法の輩と言う証拠さえあれば軍警に掛け合えます、ですから」
国「現場を張って証拠を掴めか・・・
小僧、お前が行け」
敦「へっ!?」
国「ただ見張るだけの簡単な仕事だ
それに密輸業者は無法の輩だが大抵逃げ足だけが取り柄の連中、初仕事には丁度いい」
敦「で、でも」
国「谷崎一緒に行ってやれ」
ナ「兄様が行くならナオミも付いて行きますわぁ」
国「小僧、この街で生き残る方法を1つ教えてやる」
国木田君、今写真を2枚渡した?
国「こいつ等には会うな、会ったら逃げろ」
・・・これは予想外
敦「この人達は?」
『マフィアだよ
尤もそれ以外に呼びようがないからそう呼んでいるだけだけど』
国「港を縄張りとする凶悪なポートマフィアの狗だ名は芥川、マフィア自体が暗部の影のような連中だがその男は探偵社でも手に負えない」
敦「何故危険なのですか?」
国「そいつが能力者だからだ殺戮に特化した頗る残忍な能力で軍警でも手に負えん
俺でも奴と戦うのは御免だ」
敦「じゃあ、コッチの男の人は?」
国「そいつはこのヨコハマの中でも最も危険な男だその盗撮写真が撮れただけでも奇跡な位だな
万物を見抜きあらゆる異能を無効化する
敵を地獄に陥れる天才だ探偵社総出でも勝てるか判らん
名を太宰治」
『・・・』
何処かで派手な花火がなった気がする
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樹羅 作者 - もちさん、ありがとうございます! (2022年11月28日 15時) (レス) @page20 id: 0bda2b5f34 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 脂肪ではなく司法ではないでしょうか? (2022年11月28日 11時) (レス) @page20 id: 6bb8b6637d (このIDを非表示/違反報告)
水瀬琥雪 - また、オリジナルフラグ立ってますよ!! (2022年11月25日 17時) (レス) @page1 id: 27e17eb645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:樹羅 | 作成日時:2022年11月24日 21時