デッキブラシ片手に征く!!BLEACH歩き!!Part3

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感覚機能が完全に戻ると形容しがたい痛みが全身に走った


腹の中で火球が暴れ回り、内臓や血管を容赦なく焼き千切っている


『グアアァっ!!』


いままで蓄積されていた分の痛みもいっぺんに押し寄せ、激痛で力が抜ける


『藍染・・・!お前・・・!!』


藍「しかし流石元隊長、普通の死神なら今の痛みで声を出すは愚か、ショック死している」


回道で治療を重ねても、直ぐに火球が治療した部分を焼き千切る


『雛、森副隊長・・・!』


それに反撃ができない・・・あの子に似ている雛森副隊長に鬼道や縛道は放てなる訳ない・・・


雛「弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け弾け」


様子を見ていた藍染は興味が失せた様に背を向け、ゆっくりとした足取りでこの場を去る


『何処へ・・・行く』


最早視界がボヤけ聴覚も殆どない機能していないし、掠れた声しか出せない


藍「ーーーーーー」


藍染が視界から消え私と雛森副隊長だけがその場に残された


赤火砲程度の威力しかない飛梅でも、体内で暴れればひとたまりもない


ひたすら回道で傷を治療して耐えているがそろそろ限界が・・・


日「雛森?・・・!?雛森辞めろ!!」


雛「シロ、ちゃん?」


『ｺﾞﾎﾟｯ』


体内で暴れていた火球が治まるとまた口から大量の血を吐き、雛森副隊長の頬にも付いてしまった


雛「えっ・・・?」


雛森副隊長が半歩下がった事で体の重心が前に傾きうつ伏せに倒れた


雛「あ、ああああああああああああああああああ!!」


大丈夫だ、この程度じゃ、死なねえ、よ


自分の血が溢れるのと血で塗れる感覚を感じながら眠気に抗わず、目を閉じた

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