私は海の女です！！其の弐

４８．迷ってしまった… ページ10

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ー次の日ー
貴)空は青………か

いつになったら戦乱の世は終わるのだろう…

いつになったら、泰平の世が訪れるのだろう…

戦なんて…したくないな…

貴)よし、山の中まで散歩に行ってみるかな

貴)大きな山…初めて見るなぁ…
張り切って登るか！！

スタスタ

貴)木も大きい…樹齢100年ぐらいありそう

いや〜やっぱり自然を見ると生きてるって感じるな〜


それからも私は山の中を歩き続けた。
辺りはだいぶ暗くなって来た、だか…


貴)迷ってしまった…

くそぉっ、やっぱり海育ちが山の中になんて来るんじゃなかったっ…

貴)ん…！？あれは村じゃないか…！！

今日はあそこに泊まらせて頂こう

村を見つけて、少し嬉しくなった私は少々小走りで坂を降りていった。

貴)…！！ひどい…

田畑は荒れていて、そこにあったお米を無理矢理引き抜いていったような跡だった。

貴)あそこに人が……すいませーん！！！

？)？

こちらを振り向いたのは子供…か？

？)おめぇはどこのもんだ

貴)ちょ…長曽我部…A…

？)………じゃねぇんだな？ならてついてこい

小さくて始めのところは聞こえなかったけど…ま、いいか

がららっ

？)なんもねぇがそこにでも座ってけろ

貴)あ…あの…

？)どうせ迷子なんだべ？

貴)う…

図星ですけども…

？)ここにゃそういう奴がよく来るだ。母ちゃーーーん！！客だーーーー！！

スッ

呼ぶや否や、奥から痩せた女の人が出てきて、力なく頷き

母)なんもないですが、どうぞごゆっくり…

貴)お世話になります

？)おらは未月(みつき)。A…だよな、とりあえずよろしくだべ

貴)未月ちゃん、よろしくね

未)ああ！

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書けないとか言ってましたが、時間があって書いちゃいました。

しばらく未月ちゃんとのお話です

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