私は海の女です！！其の弐

５３．償って下さい ページ16

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あの後、未月ちゃんの静止で我に返った私はとりあえず、山賊達を捕らえた。

貴)一応、理由を聞きましょうか？
まぁ、どんな理由であろうが許す気は毛頭ありませんが。

男1)…俺たちはある武将様に仕えて居たんだ…
でも、跡形もなく消された。その現実を受け止め切れず……すまない

貴)…一体誰に？

男2)あいつなんだっ！！西軍の…っ！！


…西軍？


貴)…‼まさか、大谷殿かっ！？

かしら)あぁ、あの格好は間違いなく大谷吉継だろうな…

貴)っ…(ドサッ


兄上から聞いてはいたが、ここまでするの⁉


一体、なんのために…


貴)………貴方達は、その武将様がお好きでしたか？

かしら)あぁ、我ら皆、上様に拾われた身だったからな。…上様のためなら、どんな戦でもなんでも喜んで出たさ

貴)…、反省…していますか？

未)A…

絞り出すような声で尋ねた。

男2)もちろんだ。償いならいくらでも受ける…

貴)じゃあ…、私にしたことは…いいですから…、この子達のために…なにかしてあげてくだ…さぃ。…


途切れ途切れに、泣きそうになるのを堪えながら必至に続けた。


貴)この子達には…親がいません…、私はまだ人の命に…責任を持てる年に満ていない…
だから…、っ…うっ



涙が溢れ出て来た。



止められない。



かしら)…分かった。必ず、この子達を幸せにする

子)お姉ちゃんっ！！

晋君を始め、子供達がAのところへ駆けよってきた

晋)お姉ちゃんっ！どこか痛いのっ？

凛)あたし、おケガに効くお薬持ってくるよっ！

貴)うぅん…大丈夫だよ…



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あぁ、私はーーーーーーーーー







早く戦乱の世を終わらせなければーーーーー

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すいませんっ！

ほんとに久しぶりに更新いたしました。

またぼちぼち頑張りますので、

よろしくお願いします。

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