411「ガヤの彼女は始めから…」玉森side ページ26
玉森side
A「/えっ…、ユっ、ユイは…、何で…、、
絵画教室の前なんかにいたんですかね…、、
私の職場にまで……、、
/えっ、何で…、、どうして…、、
えっ……、、」
Aの瞳は、怯えで揺れていく…。
だけど、俺は隠す事無く伝えた…。
(玉森)「そこに居た理由までは分からない。
だけど、捕まえて…、色々話しは聞けたんだ。」
A「…、、…話しが…、、聞けた…、、」
ゴクリと息をのむ A。
…
(玉森)「ユイちゃんとガヤは何でもない。
2人は付き合っても無いし、
へんな関係も無い。
だから…、
ガヤの彼女は…、
始めからAなんだよ。
Aは家政婦なんかじゃない。
俺ら、全てユイちゃんの嘘に踊らされてただけってやつ。」
A「…えっ……、、。
……。」
口を開いてから声が出るまでに、一、ニ秒の苦しい間があき…
A「/いやっ、でも…、2人は…」
いくつもの疑問が未だ心の片隅に引っかかる…、
まさに そんな様子だったけど……、、
(玉森)「2人は…、うん、ガヤとユイちゃんは、
同じ中学の先輩と後輩って関係なだけ。
うん、本当、ただ、それだけ。」
A「同じ中学の先輩と…後輩…、、」
二人の関係を知り、
呆然と目を丸くする。
(玉森)「うん、だからさっ、2人も、同じ…きっと こういうの食べてたんじゃないのかな〜?」
俺は、さっきまで使っていた先割れスプーンを Aの目の前に差し出した。
(玉森)「同じ学校。
同じ給食。」
A「……、、。」
Aは、驚き入ったまま俺が差し出したスプーンを受け取ると自分の手元のスプーンに呆然と重ねる。
(玉森)「給食、カレーだぁ〜!って日ってさ、なんか嬉しかったよねっ。
二人も、そういう中学時代だったんじゃないかな?!」
A「ただ……、、それだけ……、、」
スプーンを握り締め…、
狐につままれたような顔色で、放心状態のA。
(玉森)「うん。しかも、在学はカブってないらしい。
ガヤが卒業して、ユイちゃんが入学してきたって感じらしいよ。
だから正確に言うと、机並べて給食食べる仲でも無かったって事になるけどさっ。
まぁ〜給食のおばさんって、ずっと同じ人ってイメージがあるから、同じ味は食べてたんだろうけどね〜(笑)」
/ガチャン…
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作者名:りんこ | 作成日時:2021年8月29日 0時