196「互いに平然と」 ページ46
／そう…言いかけた時だった、
(藤ヶ谷)「A！」
バタバタっと、走ってくる音が聞こえたかと思うと、
私のなまえを呼ぶ声。
(藤ヶ谷)「いたいたっ！
探したしっ。」
藤ヶ谷さんが、私達の目の前に…／、、
A「／、、」
私は、玉森さんに添えられていた手を 慌てて スっと抜いた／、、
でも、それを見逃す事無く、藤ヶ谷さんは私の手元を目で追っているように視線を感じ、、
A「／、、、」
／俯いた。
……、、
(藤ヶ谷)「玉、ユイが呼んでたぞ。」
だけど、
藤ヶ谷さんは その事に触れる事無く、
平然と玉森さんに話しかける。
(藤ヶ谷)「ユイが2人だけで話しがしたいって。」
(玉森)「えー。2人、、」
玉森さんも何事も無かったかのように、いつも通りに振る舞い、
掛けていた長椅子に そっくり返る。
(藤ヶ谷)「玉、行ってやれよ。
待ってたぞ。」
藤ヶ谷さんの言葉に、イヤだと言わんばかりに そっぽを向く、玉森さん。
……、、、
そんな玉森さんのことを、チラッと藤ヶ谷さんは横目で見ると…、
今度は私に向かって…
(藤ヶ谷)「A、玉とユイを2人だけにしてあげたいんだ。
俺達は、帰ろうな。」
A「う、うん…、、」
小さく 頷けば…
(藤ヶ谷)「一人で化粧室に行かせちゃって、ごめんな。
大丈夫？
立てる？？」
さっきまで玉森さんに重ねられていた私の手を握り…
自分の方へ手繰り寄せ、
私を立たせると…
(藤ヶ谷)「行こうっか。」
私を連れ、
その場を後にする…。
……、、
………
その握られた手のまま後ろを振り返ると…
ふてくされたままの玉森さんの横顔は、その場に掛けたまま…俯いていた。
ー1%の恋 ー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんこ(プロフ) - Kasumu1119さん» 作者登録時は、お名前表示機能の有無に関係無く、作者（私）側には無表示なもので…。しかし、今から６巻をアップします！そこで�爐�気に入り作者の新刊があります�瓩澆燭い淵瓮奪擦�ウラツク側から来たら、無事に作者登録が完了しているという事になります！ (2021年3月27日 0時) (
レス) id: e83256af04 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - Kasumu1119さん» 私の方では、どなたが作者登録をしてくださったかまでは、お名前までは表示されないので確認ができないのです。（各話のお気に入り登録時はお名前表示OKの機能を読者様側で設定して頂いている時は作者（私）にも表示されるので確認できるのですが…） (2021年3月27日 0時) (レス) id: e83256af04 (このIDを非表示/違反報告)
Kasumu1119(プロフ) - 先程、お気に入りできたと思うんですけど、できてますかね？ (2021年3月26日 23時) (レス) id: be9eb9f827 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - Kasumu1119さん» お手数をお掛け致します。ありがとうございます。 (2021年3月26日 23時) (レス) id: e83256af04 (このIDを非表示/違反報告)
Kasumu1119(プロフ) - こんばんは。丁寧に説明して頂きありがとうございます。早速やってみますね (2021年3月26日 21時) (レス) id: be9eb9f827 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんこ | 作成日時：2020年12月15日 2時
