163「帰ろう」玉森side ページ13
玉森side
/ふわっ、と…
俺達がいた個室のカーテンが開き…、
A「…電話…、長くなっちゃって……。。。。」
Aが顔を出した。
…泣き顔で……。
……、、
…
…バイト先から電話だと言って出て行ったきり、
ややしばらく帰ってこなかった A。
その泣き顔からして、もしかして店長から説教?でもされたのかな…?、、、って、一瞬は思ったけど……
それは数秒の事で、、
/すぐに まさか、、……って、、、
それとは比べ物にならないぐらいのイヤな予感で俺は胸がざわざわと震え出していた。
(玉森)「A、帰ろう!
もう品物は返したから。」
俺は席を立ち、Aのカバンを手にすると…
(帆高)「/A!!/」
青年が、Aの手首を握りしめ、
引き止めてきた。
(帆高)「/本当に この人が好きなら…、
一緒に山に登ってみなよ/!!
人間、疲れると本性が出るものだから!
普段優しいのに露骨に不機嫌になったり、
置いていかれそうになったりする!!
身体がキツイ時に感情コントロールができるかが、
一緒に山に登ったら一発で分かる!!
それでも気が合うかどうか!!だと思うけど!!!」
は?
まだ そんな事 言ってんの?!
ってか、これ〜 俺への挑戦状ね!!
…
(玉森)「A、帰るよ〜、
行こう〜」
俺は、青年の手を振り払うと、
Aの肩を抱き、そこを後にした。
164「店の前に」玉森side→←162「衝撃の事実」玉森side
213人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんこ | 作成日時:2022年12月3日 2時