48「作ってあげるよ！」玉森side ページ48
玉森side
(玉森)「ダイエット？」
A「／／うん…まぁ／／
／／っていうか、そういう事を女子に向かって、ズバっと聞かないでください／／」
プンプンして背中を向けられちゃったけど…
(玉森)「はい、取り上げでーす！」
俺は、後ろから手を回し込んで、
Aちゃんが口に加えていたゼリーを取り上げた。
A「／ちょっ、何するんですか？！
返してください／
私の夕飯なんですよ！」
案の定、この怒り様だけどっ、
(玉森)「夕飯、作ってあげるよ。」
A「／えぇっ？！」
(玉森)「何か使える材料あるかな〜？」
俺は、冷蔵庫を見回した。
(玉森)「あっ！ご飯〜、冷凍してあるじゃーん！
使っていい？
後〜この卵もっ！」
A「いいですけど、、、。
何…作るつもりですか？！」
(玉森)「できてからのお楽しみ〜♪」
……
そうキッチンで作り始めると、
俺の隣で じーーっと見てくる Aちゃん。
(玉森)「んはははは(笑)
そんな見ないでよー(笑)
できてからのお楽しみって言ってるじゃーん。
あっ！お腹空いて我慢できないから早く作ってー！って感じ？！」
A「／／ちっ、違いますからっ！／／
／私は、食べませんからね！
痩せるには、食べないのが一番効果的なのでっ！」
(玉森)「ふ〜ん。ってか何でダイエットなんてしてんの？
そんなに細いのに。」
A「／そっ、それは…、、、」
横目で チラっと見ると、唇を噛み締めて俯いてた。
それは、今日何度も見てきた表情だった。
…言いづらかったり、答えに戸惑う時に出る困り顔。
…
でも、さっき伝えたよね。
…�牴燭任睿辰靴討佑鱈瓩董�
(玉森)「ん？いいよ、言ってみて。」
A「…、、えっ、えっと…、、
…その、、…だから9年前の その時／、、
私…今よりも太っていて／、、
…そういうのも本命の彼女にしてもらえなかった原因の一つかと…／、、
／現に、�狢世辰燭有瓩箸�も言われていたしで、、。
だから、明後日は…、、
少しでも自分に自信を持って、自己肯定感を高める形で臨めたらと…思っていて、、、。」
(玉森)「ん？
明後日って？？
何かあるの？？」
A「／／そっそれは…／／」
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作者名：りんこ | 作成日時：2020年8月1日 2時
