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第十六話 ページ19

雪「sigmaさ〜〜ん!!sigmaさ〜〜ん!!」

広間を出た後、雪村はAを探して屯所をグルグルと走り回っていた

しかし屯所は広く、Aは一向に見つからなかった

雪「困ったなぁ…何処行っちゃったんだろ…。」

彼女の事だ、もう狙撃銃を見つけて早々屯所を後にしているのかもしれない

そんな考えばかりが頭をよぎる

雪「(そういえば…私の処遇がいい方向に決まったのもsigmaさんの助けがあったからなんだよね…なのに私は…)」

その処遇さえも無駄にしてしまったーーー?

私の為に動いてくれたsigmaさんの心遣いさえ、私は何も考えずに自分勝手な理由で台無しに

雪村はその場に立ち尽くすと、先ほどの出来事を思い出した


『千鶴、さっきも言ったが女だと言ったらどうだ?それで余計状況が悪くなったとしても、とりあえず言えば少しはマシになるんじゃないか?』

『大丈夫だ、私がついている。だから…安心しろ』

「いいえ、引きません!置いてもらう身でこんな事言うべきじゃないと思っていますが、話も聞かないで処分を考えるなんて理不尽です!!」

「どうぞご自由に。別に処遇って言っても貴方達の捜索の駒になるだけだし、無かった事にしてもらった方が助かるわ。」


『すまないな、私の為に迷惑をかけて…だけどもう大丈夫だ』


雪村はギュッと拳を握った

最後によぎるのはAが雪村に発した言葉だった

雪「迷惑かけたのは私の方ですよ…sigmaさん。」

雪村は顔を上げると、またAを探す為に走り出した


貴『やっぱりここだったか』

Aはとある一室に置いてある狙撃銃を発見した

そこはたくさんの書類が積み重なっており、畳に落ちている紙には<土方>と書名があった

貴『私の狙撃銃を管理しているのは、副長の土方か局長の近藤かのどちらかに限られる。それ以外の部下に預けたら、紛失したり壊したりするかもしれないからな』

予想通りだ、とAは土方の部屋から狙撃銃を奪うとすぐさま部屋から出て行った

ザザーッ

Aが出て行って1分も経たない内に、またすぐに土方の部屋の襖が開いた

雪「ハァ…ハァ…ここにもいない…。」

入れ違いで入って来たのは雪村だった

雪「(sigmaさん…もう屯所から出て行っちゃったのかな…。でも、まだそんな時間も経ってないし、狙撃銃の場所もわからないって言ってたし…)」

まだ間に合う!

雪村はそう自分に言い聞かせながら襖を閉めると、またAを探して走り出した


貴『さて…別れの準備でも始めるか』

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ビビ(プロフ) - 千花羅さん» あるのよ!!自信もって!!(;´Д`)新しい小説!?ほんと!?楽しみにしとく!!(*´▽`*) (2016年3月23日 12時) (レス) id: 646ed80e19 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます。こちらも少しキツイ言い方をしてすみませんでした。これからの更新期待しています。 (2016年3月21日 13時) (レス) id: 500d0f8ba9 (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - ビビさん» 文才なんかないって!ナイナイ(´Д` )小学生でも書ける文章だものww ちょっとまた新しい小説を作ろうと思ってる←(また駄作が生まれる…) (2016年3月21日 9時) (レス) id: 9eeb6ca6d8 (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - 雫さん» パクリに見えているのならすみません、私そのアニメは全く知りませんし名前くらいしか聞いたことないです。わかりました、今後いろいろ考えてさせてもらいます (2016年3月21日 9時) (レス) id: 9eeb6ca6d8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - でも、知っているこっちから見るとただのパクリにしか見えません、はっきり言って私の好きなキャラクターが侮辱されている気分です。 (2016年3月21日 1時) (レス) id: 500d0f8ba9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千花羅 | 作成日時:2013年9月1日 0時

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