第十五話 ページ18
土「ぐっ…ま、待て！何処に行くつもりだ!!」
貴『没収された狙撃銃を回収しに行く。屯所は広いから少し時間がかかるかもしれないが…まぁ、大体予想はついているがな』
しばらくそこで大人しくしてろ、と言いながらAは広間から出て行った
藤「ってぇ…。」
永「腰打ったぜ…。」
男達はモゾモゾと体を動かす
斉「まんまとやられましたね、副長。」
土「あぁ…彼奴だけ拘束を厳しくした方が良かったかもしれねぇな。」
失敗したな、と土方をチッと舌打ちをした
原「とりあえず紐さえどうにかなればいいんだがな…。」
原田はグッと紐を引き千切ろうとしたり、口に咥えて引っ張ったりしたがビクともしなかった
雪「……。」
原「おっ、お前は無事みたいだな。悪ぃがこの紐切ってくんねぇか？感触が気持ち悪くてな…。」
沖「この紐動いてない？なにもしてないのに何かキツくなってきてるんだけど。」
しかし雪村は何も言わずにその場に座ったまま、男達を見つめているだけだった
原「？…お、おい、聞いてるか？」
雪「このまま紐が緩むまで拘束されてればいいんじゃないんですか？」
雪村は冷たく言うと、その場から立ち上がった
雪「私は昨夜のあの時からずっと拘束されていました。手が痛くて、不安で、泣きそうでした。」
だけど…sigmaさんは違いました、かぶり物に仕込んだ刃で私の縄を切ってくれたんです
普通だったら自分の縄だけ切って逃げてもいい筈なのに、私の拘束を解いて安心させてくれたんです
そして縄が切れている事を指摘された時や、困った事があった時も言い訳せずに庇ってくれました
どんな時でも真っ直ぐで弱い者を守ってくれる優しい人だと思いました
雪「それなのに…ただ怪しいからって話も聞かずに処分しようとするなんて……。」
雪村はギッと鋭く男達を睨んだ
雪「サイッテー、そんな人を助けるわけないから。」
雪村はフンッと言いながらAを追いかける為に広間から出て行こうとする
土「まっ、待て…！そんな事したらお前の処遇はなかった事にするぞ…!!」
雪村はぴたりと止まると、こちらを振り返った
雪「どうぞご自由に。別に処遇って言っても貴方達の捜索の駒になるだけだし、無かった事にしてもらった方が助かるわ。」
そう言うと雪村は今度こそ広間から出て行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
w〇kiで工藤新一を検索したらありえないことを知ってしまった。3【名探偵コナン】
天才物理学者と恋をする【仮面ライダービルド】
クルル曹長の妹は甘いもの好き22【ケロロ軍曹】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ビビ(プロフ) - 千花羅さん» あるのよ！！自信もって！！(；´Д｀)新しい小説！？ほんと！？楽しみにしとく！！（*´▽｀*） (2016年3月23日 12時) (
レス) id: 646ed80e19 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ありがとうございます。こちらも少しキツイ言い方をしてすみませんでした。これからの更新期待しています。 (2016年3月21日 13時) (レス) id: 500d0f8ba9 (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - ビビさん» 文才なんかないって！ナイナイ(´Д` )小学生でも書ける文章だものww ちょっとまた新しい小説を作ろうと思ってる←(また駄作が生まれる…) (2016年3月21日 9時) (レス) id: 9eeb6ca6d8 (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - 雫さん» パクリに見えているのならすみません、私そのアニメは全く知りませんし名前くらいしか聞いたことないです。わかりました、今後いろいろ考えてさせてもらいます (2016年3月21日 9時) (レス) id: 9eeb6ca6d8 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - でも、知っているこっちから見るとただのパクリにしか見えません、はっきり言って私の好きなキャラクターが侮辱されている気分です。 (2016年3月21日 1時) (レス) id: 500d0f8ba9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千花羅 | 作成日時：2013年9月1日 0時
