第十二話 ページ15
沖「同じ幕府の協力者なんだけど、実は彼ちょっと前から行方知れずなんだよね。」サァ…
ようやくAの魔の手から解放された沖田が清々しい笑みで語る
その笑みを見たAと雪村は腹の奥底から殺意が込み上げてきた
斉「幕府をよく思わない者達が綱道氏に目を付けた可能性が高い。」
雪「……お帰りなさい、斉藤さん。」
斉「ただいま…。」
斉藤の言葉に目を見開きつつ、雪村が帰宅した斉藤に挨拶をすると意外な言葉に戸惑いながらも返事をする斉藤
斉「…生きている公算も高い。蘭方医は利用価値のある存在だ。」
雪「父様…。」
雪村は不安そうに呟いた
行方がわからない上に死んでいるかもしれない状況を汲み取ったAは心配そうにヘルメットの中から雪村を見つめた
山「綱道氏が見つかる可能性は君のおかげで格段に上昇しましたよ。」
雪「えっ…?」
意外な山南の言葉に雪村は顔を上げた
どうやら綱道がここを訪れたのは数回だけだったらしい
貴『(面識の薄い奴を探すのは難しいが、綱道の娘の千鶴なら身なりが変わってようが看破できるだろうな)』
Aの思い通り山南も同じ事を口にし、雪村はそれに頷いていた
それを聞いていた土方は面倒くさそうに頭を掻いた
土「あの蘭方医の娘となりゃあ、殺しちまうわけにもいかねぇよな。……昨夜の事を忘れるって言うんなら父様が見つかるまでお前を保護してやる。」
近「君の父上を見つける為なら、我ら新選組は協力を惜しまんとも!」
近藤も力強く頷きながら雪村にニカッと笑う
雪「…あ、ありがとうございますっ!!!」
その言葉に雪村は深く頭を下げた
貴『良かったな』
雪「(はい!)」ニコッ
Aが奥からスマホを見せると、雪村は笑顔で頷いた
沖「殺されずに済んで良かったね。取り敢えずは、だけど。」
ヒュッ チーン☆
いきなり背後からAの足が伸び、勢いよく男の急所に当たった
沖「……〜〜ッ!!!!」プルプル
あまりの激痛に沖田は何も言えずにその場に蹲る
Aはそれを気にも止めず、その場から去って行く
近「本来であればこんな男所帯より、所司代や会津藩に預けてやりたいんだが…。」
雪村には近藤の言いたい事がわかっていた、どうしても屯所に置くしかない状況なんだと
斉「不便があれば言うといい、可能な範囲で対処してやる。」
雪「すみません、もう一度お願いします。」
斉「クソォォォォォッ!!!」
雪村にスルー攻撃を仕掛けられ、斉藤は塀を破壊して街中へ消えて行った
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ビビ(プロフ) - 千花羅さん» あるのよ!!自信もって!!(;´Д`)新しい小説!?ほんと!?楽しみにしとく!!(*´▽`*) (2016年3月23日 12時) (レス) id: 646ed80e19 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ありがとうございます。こちらも少しキツイ言い方をしてすみませんでした。これからの更新期待しています。 (2016年3月21日 13時) (レス) id: 500d0f8ba9 (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - ビビさん» 文才なんかないって!ナイナイ(´Д` )小学生でも書ける文章だものww ちょっとまた新しい小説を作ろうと思ってる←(また駄作が生まれる…) (2016年3月21日 9時) (レス) id: 9eeb6ca6d8 (このIDを非表示/違反報告)
千花羅(プロフ) - 雫さん» パクリに見えているのならすみません、私そのアニメは全く知りませんし名前くらいしか聞いたことないです。わかりました、今後いろいろ考えてさせてもらいます (2016年3月21日 9時) (レス) id: 9eeb6ca6d8 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - でも、知っているこっちから見るとただのパクリにしか見えません、はっきり言って私の好きなキャラクターが侮辱されている気分です。 (2016年3月21日 1時) (レス) id: 500d0f8ba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千花羅 | 作成日時:2013年9月1日 0時