No.75 ページ47
目の前にはフランスから帰ってきた類
司「類、のそっくりさんがいるぞ」
類「本人だよ」
司「ハッ、あぁ本人かよ……ええぇ!!?」
僕の隣にいた総二郎とあきらも驚いて類の元へと駆け寄る
浅「やだァ、嘘でしょ!!?」
鮎「類さん、のそっくりさんが「それもう言った」」
総「連絡ぐらいしてこいよ」
類「驚かそうと思ってさ、久しぶり」
つ「え!!!……あ、ぅ」
類「元気だった?」
つくしの顔が、赤くなっていた。
総「あれあれ、何だか赤くなってるよ?」
つくしと類の間に割って入るかのように司が出る
司「俺も元気だったぞ!!類!すげぇ元気だった!」
類「怪我だらけじゃん、何、どうしたの?」
司「そう!そうなんだよ類!よく気づいたな!!」
美「誰でも気づくだろ」
司「驚きのドッグニュースがあんだよ!!!」
総「ドッグ?ビッグじゃなくて?」
相変わらずの司節に、類も笑う
類「どうしたの?」(笑
司「実はよ!今、俺と牧野付き合ってんだよ!」
つ「えっ!!!?いまやだ付き合うとかそんな話には……」
類「良かったじゃん」
つ「え………」
司「いや〜、いいかどうかは難しい問題っつうか俺にとっては、にがしぶの選択ってやつ?」
総「苦いに渋いで苦渋」
司「苦渋???」
その瞬間、司は笑いだした
司「ははっ、九十九里浜って言いたいのか!」(笑
この司の返しに、誰も何も言うことは無かった。
類「じゃあ、お祝いでもする?」
司「だな!!久しぶりに5人でパーッと!!」
美「F5揃ったしな!」
司「あ……お前はドジでノロマの亀の上、頭バカだから授業受けな」
つくしの頭をぽんぽんする司、案の定つくしは司の手を払い除けた
つ「アンタだけには言われなくないんですけど」
類「じゃあ、またね」
類に続いてカフェから出ていくF5。僕は咄嗟にあきらの服を掴んだ
美「ん、どうしたの?」
『………あ、きら』
あきらは僕の顔を見て何か察してくれたのか、前を行く3人の後ろではなく、違う方へと歩く僕達
類「あ、君たちも来る?」
浅「えっいいんですか!?」
鮎「行きます〜!」
山「夢見たい!!」
三人衆はつくしの前に立つ
「「やだァ、アタシ達だけ誘われちゃった!」」
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作者名:もりのくまさん | 作成日時:2022年1月6日 9時