天使と呼ばれる弱視の子#2【花より男子】 (ページ44)

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王様ゲーム1 番外編ページ44

太陽の照りつく夏に終止符が打たれ、涼やかな風が吹き始めた、ある秋晴れの日の事。

僕の家にやって来たのは、司に類に総二郎にあきらとつくしを含めた5人

『……あれ。僕、呼んだっけ？』

司「呼ばれてねぇけど、暇だと思ったから来てやった！」

つ「いやいやいや、アンタらが行きたいって言ってたんじゃん」

司「うるせぇ！！！」

『……立ち話もなんだし、中入る？』

・・・

最近買った紅茶を皆に出した

つ「えっ！美味しい～！」

類「……ん、マリアージュフレール？」

僕は頷く

総「フランスにとって茶文化の発端となったって言われてる、超有名ティーブランドだろ」

『流石、茶道の家元！……あれ、司どうしたの？』

司「俺も知ってるからな！！そのマリ、マリア、マリーアントワネット！」

総「マリアージュフレールな」

つ「アンタ日本語弱いんだから、喋らない方が良いよ」

司「日本語に強いも弱いもねぇよ！！！」

つ「じゃあ何！アンタは馬鹿なんだから喋ったら馬鹿がバレるよって言えば良かった！？」

つくしと司が交互に言い合いするのを、ただただ黙って見てる僕達4人

類・美・総「『似たもの同士／だな／かよ』」

・・・

総「王様ゲーム！！」

掛け声と共に、皆が一斉に総二郎の手から割り箸を一本抜く、僕が引いた数は「3」

美「お、俺じゃん」

最初の王様はあきら

『つくし何番？』

つ「えっとね……って言わないからね！？」

『あちゃ』

あきらの目はどこかギラついて見える。隣に座る類は、既にうとうとしていた。

美「よし、じゃあ1番と4番がハグ！！」

『いきなりキツいよ、あきら～』

美「え、Aちゃんかよ！？」

『違う』

中々名乗り出ない、1番と4番

美「お、総二郎じゃん、4番」

総「A以外とするのがキツい、てか1番だ……「俺だ」」

1番は司

司「あきら、ぶっ殺「ほらほら早くしなさいよ」」

司を総二郎の前に押し出したつくし、その反動で司は総二郎の胸に飛び込む形となった。

案の定、全員が爆笑。当の本人達は大事な物でも失ったかのような顔をしていた。

・・・

「「『王様誰だ！』」」

司「～～～俺だ！！！！！！」

司が立ち上がって叫ぶ

類「はい司、命令」

総「お、類乗り気じゃん！」

類「……俺も当たりたい」