天使と呼ばれる弱視の子#2【花より男子】 (ページ27)

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No.58 ページ27

総「いってぇ！！！！」

僕は総二郎をキッと睨むと、グイッと僕の腕を引いて総二郎が肩を抱き寄せてきた

総「ちょっと探り入れてるだけだってバカ」(小声

『……探り？』

司「お前ら男同士で何チャラチャラしてんだよ！」

『……イチャイチャでしょ』

僕と総二郎は離れた

総「さっきの話の続きだけど昨日、牧野のバイト先行ったら休みだって言われたからさ」

つ「あ～～、来たんだ。昨日はちょっとね…」

僕はつくしと目が合う。つくしの顔は何かあったと言わんばかりだった。

美「まさか、男遊び！！！？」

いきなりド直球すぎたあきらに僕も驚き呆れて、挙句の果てにつくしは飲んでいた水を吹き出しむせていた。

総「おいおい、マジかよ」

『わ、つくし、大丈夫？』

つ「だ、大丈夫っ」

僕はハンカチをつくしに渡した。

美「なんだ見かけによらずそういうタイプ？」

僕は流石に止めるべきだと思って口を開こうとしたその時、司が勢いよく音を立てて立ち上がった。

司「牧野がそんな女なワケねぇだろ！！！いくらお前らでもな、寝言は寝てる時に言うもんであって、起きてる時に言うのは寝言じゃない訳だから、寝言なら起きてる時に言ってもいいけど、寝言じゃないなら、起きてる時に言うもんであって………」

一瞬でも司に拍手を送りそうになった自分を恨んだ

司「起きてる時に言うことは、寝てないから……」

つ「何言ってるの？」

総「自分で言っててわかんなくなっちゃった？」

司「うるせぇ！つまり、寝言はラム睡眠の最中に言うもんなんだよ！！！」

言いたいことだけ言ってその場から立ち去る司

つ「いや、レム睡眠だと思う」

美「ラム睡眠て！」

総「なんで子羊の肉？」

『バカだから』

次またなんか司が生徒達使って、この場を活気づけてるし

司「よっしゃああああ！！！！！」

「「よしゃ～～～！！！！」」

司「よっしゃああああ！！！！！」

「「よしゃ～～～！！！！」」

本当に騒がしい。

総「力技だな」

つ「………あっ、桜子！！！」

つくしがそそくさと階段をかけ降りていった。