検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:28,671 hit

No.59 ページ28

非常階段 ...
ーーーーーーーーーー
牧野side




『朝起きたら、知らない場所にいて、しかも下着姿だったと』




さっきハンカチに挟まれていた紙切れを握って、Aに昨日の夜の事を包み隠さず話した。




つ「でも、血は出てなかったの!腰だって痛くなかったし…」


『………相手の男、ヤリチ「ちゅちょちょ!!!!!!」』


『なになに』


つ「その顔で下ネタはダメだって、この作品消される!!」


『作品………?』




私は慌ててAの言葉を遮る。信じて貰えないかもしれないけど本っ当にしてない。




つ「本当にね、本っ当にしてないの!!!!記憶に無いの!だから、信じて……」


『僕は信じるよ』


つ「えっ、本当に?」


『うん』


つ「本当に本当?」


『うん』


つ「A〜〜〜〜!!!!!!」




半泣きの私は、Aに抱きついた




『でもね、つくし』




Aは、私の肩を掴んで真剣に話し始める




『これだけ言わせて。
……司は多分つくしの事、本気だよ』




夕方
ーーーーーーーーーー
ファーストフード店 ...




つ「でもさ〜、バレたらやばいよね」




あれからAと別れて、学校帰り優紀とご飯を食ベにきた




優「つくし、本っ当に何も無かったんだよね」


つ「ないないない!絶対ない!」


優「……いい加減な気持ちで道明寺さんに接しない方がいいよ」


つ「何、どうしたの優紀?」


優「いやなら、いやならきちんと断るべきだよ」


つ「…っいや、だってさ!断るも何も道明寺が本当に私を好きだなんて思えないもん!」


優「好きだよ。」




・ ・ ・




『これだけ言わせて。
……司は多分つくしの事、本気だよ』




・ ・ ・




つ「………それ、Aにも言われた」(小声


優「道明寺さんの友達とかも、本気で二人の事心配してたし」


つ「で、でも優紀さ、あの二人はもうとんでもないプレイボーイだから、気をつけた方がいいよ!!!?」


優「あの二人のことはよく分からないけど、二人から色々話聞いて思ったんだけど、道明寺さんって本当は寂しい人みたいよ。親からも冷たく突き放されて育ったんだって、屈折した所があるのも、そういう所から来てるんじゃないかって。

心のどこかにね、ものすごく愛に飢えてる人なんだって。」


つ「…………」

No.60(書き直し)→←No.58



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
53人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もりのくまさん | 作成日時:2022年1月6日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。