No.19 ページ37
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その日の夜 ...
つ「………すっごお」
あの道明寺の家と同じくらいデカい家が目の前全体に広がっていた。思わず口から声が出た。
▪ ▪ ▪
お屋敷の扉を開くとそこには、煌びやかなドレスを身にまとった女性やビシッとタキシードを着こなす男性でいっぱいだった。
私が会場に入ると、何故か視線が痛い。
浅「まきのさ〜〜ん！！！」
このパーティーに私を呼んだ張本人達が、私のそばに駆け寄ってくる。
浅「遅かったじゃな〜〜い」
鮎「なぁに、その格好！！！」
山「ドレスコードは守らないと〜！」
つ「だって、ジーパンOKって……」
浅「やぁだ〜、冗談に決まってるじゃな〜い！本気にしないでよ」
鮎「コサージュなんか付けちゃって！！」
私の格好を見て、盛大に笑う三人衆。
浅「ま、いいんじゃない？服なんか気にしなくても。楽しみましょ？」
その時、落ちた顔が上へと跳ねる一声。
「「F5よ！！！！！」」
皆は一斉に振り返り、道を開けていく。
前から道明寺司、西門総二郎、美作あきら。
「キャー」だの「素敵」だの黄色い歓声が飛び交う。
………あんな奴らの何処がカッコよくて素敵なのよ。
"あの二人"ならまだしも、道明寺なんか絶対有り得ない。
有り得ない。
有り得ない。
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牧野side
私はプールサイドに用意された椅子に座って、食べれるだけ食べてやろう作戦に挑んでいる最中だった。
あの人が、現れたのは。
『………もしかして、牧野？』
つ「！！！」
私はびっくりして、思わず食器を持ったまま立ち上がった、なんともまぁ、無様な光景だろう。
『やっぱり、牧野』
そのとき、今日の非常階段での出来事を思い出した
つ「……そっち空いてるよ、座ったら？」
私は椅子を引いて座る様に言った
『……ふふ、信じてくれたんだ』
つ「だって、嘘つく様な人じゃない気がしたから…」
『うん、ありがとう』
頬杖をつく高塚Aにずっと見られてると、ちょっとなんか緊張するから。こっちを見るな！！
『ねぇ、牧野』
つ「……なに？」
『今、どんな格好？』
つ「え、私？」
『うん、そう』
正直にジーパンって言うべき？でも笑われるかな、嫌だななんて考えていると、咄嗟に目に飛び込んできた格好
つ「そっれはもう、ド派手なドレス！！胸元の開いたセクシーなね！！！！」
やってしまった。
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トラ吉(プロフ) - flowerさん» ありがとうございます。総二郎ですね！一候補として頑張ってみます。 (2022年1月9日 12時) (
レス) id: 4acc2e7d81 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく読ませて貰っています。流れ的には花沢類が書きやすいと思いますが総二郎落ちにして欲しいです！ (2022年1月6日 10時) (レス) id: 8781bf96ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりのくまさん | 作成日時：2021年9月23日 9時
