二人の“カタチ”【吉良ヒロト】

この気持ち ページ13

ボール、ボール…。


あたりは暗くて見づらい。でも、探さないと…。


『あっ、あったぁ〜！』


探して10分くらいたったころ。ようやく見つかった。


でも、どうやって戻ろう…？ヒロトの家の近くの森っぽいところに入っちゃったから周りを見ても木、木、木…。


これって、迷子っていうのだよね…。どこから来たのか分からないし、むやみにどこか行っても戻れる保証はない…。


『ヒロト…』


探しに行くんじゃなかった。暗くて大変なのは分かってたはずなのに…。ヒロトがさっき何か言ってたけど、探しに行くな、って言おうとしたんだろうな…。





ガサガサッ


何か音がする。動物でもいるのかな…。


と思ったら、ヒロトだった。


『ヒロト…！』


「やっと見つけた」


あきれながらもちゃんと来てくれた。


『ヒロト…いたぁ！』


ヒロトのところに行った瞬間思いっきり叩かれた。


「ったく…！だから危ないって言っただろ？ボールなんて明日でも探せるっつーの」


『ごめんなさい…』


確かに明日でもよかったか…。


「…ま、お前がちゃんと見つかっただけいいけどよ」


そう言って安心したように抱きしめてくれた。





ヒロトside


その後Aは普通に元気だった。余計な心配させやがって…。





Aが俺の部屋でしゃべりだして付き合ってやってたら今度は寝出した。


起きそうにない。てか起こす気にならない。仕方なく寝かせてやった。


Aを見てると体験したことないくらい落ち着かなくなってくる。Aに会ってからの俺は俺じゃねえくらいにおかしい。


なんだよ、この気持ち…。


またAに目をやると、どんどん変になってきやがる…。





まさか、Aに恋でもしたのか…？


むしょうに守ってやりたく、一緒にいないといけなくなるAを？


「俺、好きなんだな…」


…もう認めるしかねえか。


急に眠気がきて、俺も寝たくなる。


Aは堂々とベッドで寝てるから俺が寝れねえし。


「ここで寝てる罰だ」


Aの頬にキスして、俺はソファで寝た。

信じてる→←練習

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキーイナズマキャラクター

涼野風介

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す