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GAME06 ページ8

言葉が通じたのか、彼女のその言葉にピタりと動きを止めた
その隙に彼女のもとへ向かおうとした途端に私の脚にべとりとした液体が落ちてきた
まさかと思い上を見れば、逆さまに枝にへばりついてりいるカタツムリがこちらをじっと見つめいているではないですか


うん...気持ち悪い



カイコク「Aちゃん!」


ヒュッ


ズシュッ


「「え」」


そんな二人の声が聞こえたのは私が奴を仕留めた後
ホルスターから取り出し投げ放たれた二本の釘は奴の両目を貫いた
カイコクさんの通り、目が急所らしいのかぼとりと地面に落ち次第に動かなくっていく


貴「すみません、またご心配を....って..どうかしました?」


「「いえ、なんでもありません...」」


視線を逸らしている彼らに疑問符を浮かべていると彼女の叫び声か聞こえた


「やっぱり無理!!!」


ゴッっという鈍い音と共に襲い掛かっていた奴はその場に倒れこんだ



パチパチ...




カイコク「...剣道でもやってんのかい?」


貴「綺麗な面打ちでした」


「惜しいです。スプラッタ部書記」



「うるさい!助けなさいよ!!」





「お見事!」



「「「!!」」」



会話に混ざるように聞こえた第三者の声に一斉に振り向く



「すばらしい!さっそく第1ステージをクリアとは...」



茂みから姿を現したのは黒いスーツの長身の男性...ではなくアルパカの被り物をした人物
後ろ手にはいくつもの風船を持ち、怪しい雰囲気を身に纏っている



「はじめまして、ワタクシ『ナカノヒトゲノム』監視役、13番街担当のパカと申します」



ナカノヒトゲノムって確か、目覚める前に実況していたゲーム
しかも監視役って...


「今度はアルパカ...?」


パカ「ノン、パカでございます」


警戒の色を向けるがパカという監視官は微動だにせずに淡々と話を続ける


パカ「第1ステージ”アニマル合戦”...迫りくる巨大な生物をいかに多く倒し、切り抜けるかがクリアポイントでしたが...あのパンダと和解を試みた方ははじめてです。実に興味深い」


知らない間にゲームが開始されていたようだ
そしてどこからか今までの行動を観られていたようで、パカもまた彼に興味が湧いたらしい


パカ「新しいプレイスタイルは多くの閲覧者の心を魅了し、結果再生数を大幅にはねあげます。今後も期待しておりますよ」


パカは彼に歩み寄り手にしている風船を手渡すとこちらへ向き直った


パカ「さあ皆様!ご自分の左手首にご注目」

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設定タグ:ナカノヒトゲノム , 実況中 , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:アニメ
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ティア(プロフ) - ザクロさん» わわっとても嬉しいです、ありがとうございます!頑張りますっ (2019年8月27日 22時) (レス) id: a84115a91a (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - すごい面白いです!更新頑張ってください (2019年8月27日 7時) (レス) id: 13cb67c2ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティア | 作成日時:2019年8月18日 12時

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